【東京】「食の安全を守れ」 築地移転反対パレード
公設卸売市場の築地市場(中央区)の江東区豊洲地区への移転に反対するパレードが七日あり、市場で働く人々や消費者ら三百人(主催者発表)が千代田区霞が関の農林水産省前などで訴えた。 都は、二〇一五年度の新市場開設を目指して本年度中に着工する予定。パレードは建設工事の発注をストップさせようと、労働組合などが呼び掛けた。 参加者は「守ろう築地市場」の横断幕を先頭に市場を出発。移転予定地は土壌汚染が問題になっており、「食の安全を守ろう」「汚れた土地に市場を造るな」と声を上げた。 東京中央市場労組の中沢誠書記長は「労働者や消費者、生産者、商店街など広くかかわる問題だと伝えたい」と強調。参加した中央区の主婦山田真由美さん(50)は「体にいいものが食べられなくなる」と懸念を示した。 PR情報
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