記者会見で今季限りでの現役引退を表明する阪神の桧山進次郎外野手=7日、兵庫県西宮市内のホテル【拡大】
阪神での実働年数で最長記録を持つ代打の切り札、桧山進次郎外野手(44)が7日、兵庫県西宮市内のホテルで記者会見し、22年目の今季限りでの現役引退を表明した。
チーム一筋で最年長の桧山は「練習で体力が落ちたと感じるようになった。経験したことがなかったが、今季は完全に夏ばてしているなと思った」と主な理由を述べた。引退後は球団に残らず、評論家転身を示唆した。
桧山は京都・平安高(現龍谷大平安高)-東洋大から1992年にドラフト4位で入団。主力として2003、05年のリーグ制覇に貢献し、06年から主に代打で活躍した。今季もここまで全て代打で43試合に出場し、37打数8安打の打率2割1分6厘、9打点。
通算成績は1945試合で1261安打、159本塁打、703打点。代打での通算107打点、同156安打はともにセ・リーグ歴代2位。(共同)
阪神・桧山の話「毎年いつ引退するかという気持ちで臨んでいた。ほっとしている気持ちがある。家族に最初に伝えた。みんなに感謝の思いでいっぱい。(代打で浴びる)あの歓声は誰でも味わえないし、幸せ者だなと思う」