ジェット風船の中、ベンチに戻る阪神・藤浪=甲子園球場(撮影・白鳥恵)【拡大】
(セ・リーグ、阪神1-4巨人、22回戦、巨人11勝10敗1分、7日、甲子園)セ・リーグの投手部門で8月の月間MVPに選出されたドラフト1位・藤浪晋太郎は、2本の本塁打を浴びるなど7回5安打4失点で5敗目(10勝)。大阪桐蔭高時代から続く甲子園不敗神話は「16」でストップした。
藤浪は一回に二死二、三塁のピンチを招いたが、ボウカーをフルカウントから見逃し三振。二回にマートンの右越え15号ソロで1点の援護をもらうと、序盤を無失点で切り抜けた。だが四回、阿部に死球を与えると、4番・村田に逆転の左越え23号2ランを被弾。五回には、一死二塁から長野に16号2ランを右翼ポール際に運ばれ、1-4とされた。
六回と七回は2イニング続けて3者凡退。粘り強く援護を待ったが、打線は杉内の前に追加点を奪えず完敗。これまで16戦無敗、14連勝中と圧倒的な強さを誇った聖地でのマウンドだったが、17戦目で初黒星を喫した。
阪神・中西投手コーチ(藤浪に)「カットボールが抜けていて本調子に比べれば悪かった」