中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > グランパス > グラニュース一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【グラニュース】


矢野、宇野沢とストライカー対決

2013年9月8日 紙面から

長野戦に備えて調整するグランパスのFW矢野=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(木村尚公撮影)

写真

 名古屋グランパスのFW矢野貴章(29)が7日、先発予定の天皇杯2回戦・長野戦(8日・名古屋港)でのストライカー対決へ意気込んだ。相手の得点源のFW宇野沢祐次(30)は、かつて柏でポジション争いを繰り広げたライバル。自らのゴールで戦友との勝負に決着をつける。

 数奇な運命の巡り合わせか。矢野は長野戦で久々に顔を合わせるかつてのライバル・宇野沢へ思いをはせた。「柏では体を張って泥くさいプレーをしていました。ボクとは世代別の代表でも一緒でしたね」

 2003年に柏入りした矢野にとって、同じポジションで一学年上の宇野沢は格好の競争相手。当時の柏には玉田らもいて、若手FWが出場機会を得るのは簡単ではなかった。矢野は「(宇野沢と)お互い刺激しあってやっていた」と昔を振り返る。

 2人はその後、対照的な道を歩む。矢野は06年に移籍した新潟でブレークし、日本代表としてワールドカップ(W杯)にも出場した。一方、宇野沢はJ2福岡などを経て、10年にJFLの長野へ。今季はJFLで得点ランクトップの15得点をマークしている。

 矢野は「危険な存在。そこを抑えなければウチは勝てないでしょう」と宇野沢を特別視する。FW同士の2人が直接対峙(たいじ)する場面は少なそうで、「自分のプレーに徹する。チームが勝つために全力を尽くす」と、ゴールに直結する働きをすると語った。

 試合を翌日に控えた会見で、ストイコビッチ監督は「永井と矢野のツートップには違いを見せてほしい」と両FWの名前を挙げ奮起を促した。指揮官の期待通りに矢野が得点を奪えば、宇野沢との勝負にもおのずと白黒がつく。 (木村尚公)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ