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【プロ野球】

藤浪 甲子園で初黒星 17戦目ついに…

2013年9月8日 紙面から

◇巨人4−1阪神

阪神−巨人 4回表無死一塁、村田に左越えに逆転2ランを打たれた藤浪(左)=甲子園球場で(梅津忠之撮影)

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 巨人が5試合ぶりの勝利でマジックを14とした。打線は4回に村田の23号2ランで逆転。5回には長野の16号2ランで加点。杉内は7イニング1失点、自身6連勝で11勝目。阪神は藤浪が7イニング4失点で5敗目。5連勝成らず、甲子園で初黒星。

 不敗神話が崩壊した。大阪桐蔭高時代の昨年から甲子園では16戦無敗。14連勝していた阪神の藤浪が7日の巨人戦でついに敗戦投手となった。

 「別に気にしていなかったんで。負けたのはよくないけど、特に甲子園で負けたというのは気にならない」。試合後には淡々と振り返ったが、クライマックスシリーズ(CS)で対戦する可能性のある巨人とは8月4日に初めて対戦し6イニングを無失点とし、切り札としての期待もかかっていただけに、この日の敗戦は不安を残した。

 手痛い2発を浴びた。4回、阿部に左膝付近にプロ入り後2個目の死球を与えた直後に村田に得意のカットボールを打たれた。5回にも長野に150キロの真っすぐを右翼ポール際に運ばれた。

 死球については「引っ掛かってしまっただけで、動揺とかはなかった。その後に失投を打たれた。失投なんで反省しますけど、2本目は仕方ない」と、気持ちを切り替えたことを口にした。だが、和田監督は、この1球による変化を指摘した。

 「あれでインコースに突っ込めなくなった。それでは勝負にならない。外一辺倒で打ち取れるほどプロは甘くない」。8月は4勝負けなしで高卒新人としては球団初の月間MVPを獲得した。それでも課題は次々と浮上する。19歳は試行錯誤を繰り返し成長の道をたどる。 (中山隆志)

 

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