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【大リーグ】上原は“完全試合”達成!? 足かけ9試合で27打者連続アウト2013年9月8日 紙面から ◇レッドソックス12−8ヤンキースえっ完全試合達成!? レッドソックスの上原浩治投手(38)は6日、敵地でのヤンキース戦で12−8の9回に登板し、1イニングを無安打無失点、2奪三振。セーブはつかなかったが、24試合(計27イニング)連続無失点でチームの4連勝に貢献した。上原はこれで8月17日のヤ軍戦から9試合にまたがって27人連続アウトを奪い、“完全試合”を達成。WHIP(1イニング当たりの被安打+与四球)も0・59と60イニング以上登板した投手では歴代最高の数字となった。記録ずくめのシーズンを送る38歳を球団MVPに推す声も高まっている。 “偉業”をいとも簡単に成し遂げた。ジーターを二ゴロ、ソリアーノを空振り三振に仕留めると、最後の打者カノも3球で空振り三振。外角へのフォークボールで試合を締め、上原がマウンドで小さく跳びはねた。 「無駄な四球を出さないようにした。点差があったので、どんどんストライクを取りにいった」。共同電などによると、小気味よく3アウトを奪った右腕はサラリ。これで8月17日のヤ軍戦でオーバーベイに二塁打を打たれたのを最後に、27人連続アウト。9試合にまたがって“完全試合”を達成し、ファレル監督も「パーフェクトゲームだね」と喜んだ。 生きる伝説となった背番号42を上回る安定感だ。今季は64イニング1/3に登板、防御率は1・12で9イニング当たりの奪三振は12・45。これは史上最多649セーブを誇るヤ軍のリベラでも果たしていない数字だ。リベラの自己最高は防御率が1・38(2005年)で、三振数が10・9(1996年)。さらにWHIPに至っては、今季の上原は0・59と、60イニング以上を投げた投手では90年のデニス・エカーズリー(当時アスレチックス)の0・61を抜いてメジャー史上最高を誇る。 歴史的な活躍に、地元紙ボストングローブの関連サイトが実施したアンケートでは、今季の球団MVPに67%以上が「上原」と回答。主砲オルティスの13・75%を抜いて断トツとなっている。連続無失点も24試合&27イニングまで伸ばし、長谷川滋利(当時マリナーズ)が持つ日本人最長の25試合&28イニング2/3超えも目前だ。 「(記録は)気にしない。マウンドに上がれば余計なことは考えない」 地区優勝へ突っ走る赤靴下軍団。そのブルペンには、メジャー最強のベテラン守護神が控えている。 PR情報
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