IOC委員の気質を踏まえ、東京も3月のIOC評価委員会来日の際は皇太子殿下がIOC評価委メンバーと接見。7日の最終プレゼンでは安倍晋三首相もプレゼンターを務める。前回16年招致のときよりも、IOC委員の心証を少しでもよくしようと手を尽くしてきた。
■投票前の祝勝会はタブー、反感買う
くせ者ぞろいのIOC委員にはタブーも多い。その一つが、投票前の祝勝会。猪谷氏は同著の中で「五輪招致をめぐるドラマ」として06年冬季五輪の開催都市を選んだ99年のソウル総会を挙げる。シオン(スイス)とトリノ(イタリア)が最終選考に残り、直前までは「シオン強し」の空気が支配していたという。「ところが、ある情報がそんな空気を一変させた。投票日の前夜、シオンが大々的に祝勝会を開いたというニュースだった。IOC委員たちの反感を買ったのは言うまでもない」(猪谷氏の著書より)。結局、トリノが逆転勝利を果たした。
12年夏季五輪招致で本命といわれながら敗れたパリも投票前に前祝いのようなパーティーを開いたことがIOC委員に不評だったという。「開催都市を決めるのは自分たち」という誇りを抱くIOC委員にとって、立候補都市が自分たちの勝利を事前に決め付けるかのような前祝いを開くことは許し難いらしい。
■「3都市が横一線」、心の緩み戒める
直前の“失策”でIOC委員の心証を損なうと、一気に流れが変わる面もある招致レース。森氏は東京招致委の出陣式での挨拶の最後に「東京都、JOC、招致委のみなさん、まさか7日の翌日に祝勝会などと書類に書いていないでしょうね。そういう言葉が一つでも出てくるようでは、心の緩みになるんです」と引き締めた。
「3都市が横一線」といわれる今回は前祝いを催すような余裕のある都市は見あたらないが、7日の投票日とその前後にどんな逸話が生まれるのか。
(田村城)
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インディアンス | 6 - 1 | メッツ |
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ヤンキース | 9(終了)13 | レッドソックス |
オリオールズ | 4(終了)3 | ホワイトソックス |
アスレチックス | 2(終了)1 | アストロズ |
ロイヤルズ | (8:10) | タイガース |
マリナーズ | (10:10) | レイズ |
エンゼルス | (10:05) | レンジャーズ |
ツインズ | (8:10) | ブルージェイズ |
カブス | 3 - 4 | ブルワーズ |
レッズ | 4(終了)3 | ドジャース |
ジャイアンツ | (10:05) | ダイヤモンドバックス |
フィリーズ | (8:05) | ブレーブス |
パドレス | (9:40) | ロッキーズ |
カージナルス | (8:15) | パイレーツ |
マーリンズ | (8:10) | ナショナルズ |
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