7月上旬にローザンヌで開かれた20年夏季五輪の立候補3都市によるIOC委員への非公開プレゼンテーションでは、IOC委員から3都市にあまり質問は出なかったという。舛本教授は「質問が出ないというのは、開催都市選挙にはあまり興味がないということ。今のIOC委員の関心はもっぱら次のボスが誰になるか。関心は会長選に集中している」とみる。
■会長選の結果予測から逆算し投票か
それゆえ、今回の総会では「10日の会長選の結果予測から逆算し、7日の20年五輪開催都市と8日の20年五輪実施競技の選挙の投票先を決める委員が多いのではないか」と舛本教授はみる。例えば「新会長は欧州出身のバッハ氏が有力だから、五輪開催都市は欧州を外しておこう」と、東京にとって有利になるバランス感覚が各委員に働く可能性もあるという。
とはいえ、東京ばかりに有利な状況とも言い難い。会長選にはセルミャン・ウン氏(シンガポール)と呉経国氏(台湾)のアジア出身者2人が立候補している。ただでさえ欧州中心主義のIOCである。先に決まる20年夏季五輪の開催都市がアジアの東京になれば、その後の会長選でアジア出身者は選ばれにくい。2人を支持する委員は東京への投票を避ける可能性が高くなる。舛本教授は「開催都市、新競技、会長選の3つの選挙が複雑に絡み合うため、今回の招致レースの行方は普段よりもさらに読み解きにくい」と話す。
■国家元首かかわった都市が招致成功
では、このような状況でIOC委員の心をつかむには?
舛本教授は「最近の招致レースを制した都市の共通点は、いずれも政治のトップが招致にかかわっていた」と指摘する。12年夏季五輪の開催都市を決めた05年シンガポール総会ではパリが本命といわれた中、ロンドンは当時のブレア英首相を引っ張り出し、総会直前まで多くのIOC委員と接触を図って巻き返した。
半世紀以上の時を経て、夏季五輪が再び日本にやってくる。社会的、経済的にも強烈なインパクトを持つ巨大イベントは、ビジネス感覚に乏しく、時代の変化に対応できずにいる日本のスポーツを新たなステージにバージ…続き (9/8)
2020年東京五輪は7月25日~8月9日の16日間、最大28競技の熱戦が計37の競技場で繰り広げられる。成熟した都市インフラを活用し、コンパクトな会場配置で「選手本位」の大会とする計画だ。
東京招致…続き (9/8)
国際オリンピック委員会(IOC)は7日(日本時間8日早朝)、ブエノスアイレスで総会を開き、2020年夏季五輪の開催都市を決める。招致を目指す東京、マドリード(スペイン)、イスタンブール(トルコ)の3…続き (9/6)
アスレチックス | 2 - 1 | アストロズ |
---|---|---|
インディアンス | 6 - 1 | メッツ |
ヤンキース | 9(終了)13 | レッドソックス |
オリオールズ | 4(終了)3 | ホワイトソックス |
ロイヤルズ | (8:10) | タイガース |
マリナーズ | (10:10) | レイズ |
エンゼルス | (10:05) | レンジャーズ |
ツインズ | (8:10) | ブルージェイズ |
カブス | 3 - 4 | ブルワーズ |
レッズ | 4(終了)3 | ドジャース |
ジャイアンツ | (10:05) | ダイヤモンドバックス |
フィリーズ | (8:05) | ブレーブス |
パドレス | (9:40) | ロッキーズ |
カージナルス | (8:15) | パイレーツ |
マーリンズ | (8:10) | ナショナルズ |
各種サービスの説明をご覧ください。