駄作だとは、思うのですが、頑張て最後まで書くのでよろしくお願いします。
プロローグ
第五時聖杯戦争。
俺は、この戦いで色々な体験をした。
名だたる英霊達との死闘、俺の中に、宿りし“この世界の全ての悪”アンリマユとの決着。
そして、彼女との別れ。
イリヤと桜は、偶然この街に、来ていた封印指定の人形師のお陰で生き延びることが出来た。
遠坂も、タイガーも、みんな元気だ。
だけど、彼女は、いない。
戦いが終わり、彼女の役目も、終わった。
今でも、彼女との別れの時の光景は、忘れられない。彼女が、口に出した言葉も。
《士郎ーーーーー貴方を愛しています。》
彼女は、そう言って過去に戻り、自分の人生に終止符を打った。
・・・・・そして
『・・・・・どうして、私は、此処に?』
彼女は、この世界に帰ってきた。しかも、柔肉し、人として。
理由は、解らなかった。遠坂が、躍起なって調べたが、解らなかった。でも、そんなことは、どうでも良かった。
少し恥ずかしい話だが、彼女が、戻ってきた時、俺は、泣いてしまった。
人目も気にしないで彼女を抱きしめた。俺の気のせいかもしれないが、彼女も泣いていたようだった。
・・・・・・抱き締め合う俺達を、見るみんなの目が、生温かい目だったのが気になったが。
そして、俺達は、また、以前のように、穏やかな日々を過ごした。
だが、そんな日々も、長くは、続かなかった。
“協会”に、俺と彼女のことがばれたのだ。
遠坂達が、頑張てくれたが、追ってが来るのは、時間の問題だった。
だから、俺達は、冬木市を出た。そこから1年、俺達は、世界中を舞台に戦い続けた。
だが、それも、限界に来ていた。
既に、逃げ場など無かった。そんな時、俺の脳裏に、ある“剣”が浮かんだ。
その剣は、遠坂の師父キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが、持つ宝石剣だ。
冬木を出る時に、俺達の前に、現れその剣を見せると直ぐに、姿を消したが、あの時、こうなることを分かっていたのだろうか?
考えても、仕方ない。今はこれに賭けるしかない。
一か八かだが、生き延びる為に、何より彼女を守る為に。
「投影、 開始」《トレース オン》
二十七の魔術回路に、ありったけの魔力を注ぐ。
創造の理念を鑑定し、
基本となる骨子を想定し、
構成された材質を複製し、
製作に至る技術を模倣し、
成長に至る経験に共感し、
蓄積された年月を再現し、
あらゆる工程を凌駕し尽しーーーー
ここに、幻想を結び一振りの剣と成すーーーー
身体中に、激痛が、奔り、 エーテルの嵐が、吹く中で手に伝わる、重い感触。
出来たばかりのそれに、無我夢中に、魔力を注いだ。やがて、眩い光が俺と彼女を包む。そこからは、余り覚えてはいない。
だけど、そこから、俺達の新しい物語が始まり出したんだ。
「ーーーーさん、ーーーって」
ん、誰だ。俺に、声をかけるのは?
「お父さん、早く起きて‼」
年若い少女の声に、まどろんでいた男ーー宮衛士郎がはっと目をさます。
「・・・・・今のは、・・・夢か」
そう言いながら、全てが白くなってしまった赤かった髪を、これまた、褐色の肌になった手で、触りながら、「あれから十年余りか?」と感慨深く言う。
「寝ぼけてる場合じゃないよ。お父さん⁉早くお母さんを止めて‼」
半泣きでそう叫ぶ金髪の少女の視線の先を、一体、どうしたんだ?と思いながら、見るとそこには、
明らかに、カチコチになって、ぎこちなくハンドルを握り、車を運転する金髪の女性がいた
それを見た。士郎は、「ぬぉっ、アルトリア‼運転は、俺がするって言っただろう。」
「ーーーーいえ、シロウは、夜通し運転した為、疲れていますから、あとは、私が、運転します。」
「お母さんの、運転は命が、いくつあっても足りないから、駄目‼」
と、彼女と同じ金髪の少女に、言われたアルトリアは、少し、むっと言った感じで、少女に、言う。
「コトネ、失礼ですよ!これでも私は、免許を持っています。だから、問題ありません!」
アルトリア、自分で、これでもって言うのは、どうか、思うぞ。
と、心の中で、言う士郎だった。
「お母さんの場合は、そう言う次元じゃないから‼」
そう言いながら、両手をパタパタと振るう琴音だが、それでも、
自分の意思を曲げないアルトリアは、「大丈夫です。私には、【スキル 騎乗B】がありますから。」
「いや、機械には、適合しないでしょ‼そのスキル、お願いだから、運転だけ止めてーーーッ⁉」
止まった軽自動車の中で、漫才を行う金髪母子。それを、見ながら士郎は、嬉しそうな笑顔をしていたが、少し時間が気になり、軽くため息つき言う。
「いい加減にしないか二人ともーーーーアルトリア、運転は、俺がするから、助手席に、戻ってくれ。」
「ですが、シロウは、」「俺なら大丈夫。何、きつくなったら、ちゃあんと、言うから・・・な。」
「・・・・・分かりました。でも、きつくなったら、すぐに言ってください。」
「ああ、分かった。」
と、いい雰囲気なりつつあったが、ここで抑止力が働いた。
「どうでもいいけど、子供のまえでいちゃつかなでくれる。」
半眼で、此方を睨む愛娘。一瞬で、顔が赤くなる二人
何年経っても、何処に居ても、変わらない二人。
一つわざとらし咳払いして、士郎が、言う。
「約束の時間に間に合うかな?」
地図を見ながら、目的地を目指す。
「麻帆良学園、一体、俺達に何の用があるのだろうなぁ。」
いかがでしたか?
無い頭で、必死に考えました。
次回も頑張ていきます。
無い頭で、必死に考えました。
次回も頑張ていきます。