超次元ゲイムネプテューヌmk2 サイヤ人の力を持つ者 (solaris)
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今回キャラ崩壊があります。

気をつけてくださいね~~~



狂気の力

「やあ、無事材料を揃えてくれたようだね。お疲れ様」

俺達は2つの素材を入手できたので、教会に向かった。教会に入るとケイが待っていたかのように立っており、俺たちが報告を言う前に言った。

「相変わらずこっちの行動は全部お見通しって訳ね」

「ケイ、お前一度ストーカー容疑で逮捕されたらどうだ?」

「何を言ってるんだい?僕はあくまでビジネスに必要な情報を入手しているに過ぎない」

そんな冗談を言いながらアイエフはケイに宝玉と血晶を渡した。

「ケイさん、ゲイムキャラの居場所を教えてください。大分時間かかっちゃったし、早くしないと…」

「既に大分かかってしまったのなら、もう少しくらい遅れても影響ないだろう?」

急いでいるネプギアにケイはそんなことを言い落ち着かせる。そしてケイは真剣な表情をし、ネプギアを見た。

「さて、それでは先にギョウカイ墓場での出来事をお伺いしようか」

「う…分かりました…」

ケイの真剣な表情に負け、ネプギアは話し始める。

















「…そう、ノワールは無事か。よかった…」

ネプギアはギョウカイ墓場でおきた事を話し終えるとケイは安堵の表情を浮かべた。

「そんなに心配してたんなら、もう少し協力的でもよかったんじゃないの」

「あなた方が独自に女神救出を進めてるように、こちらにもいろいろと考えがあってね。そのためには、持ってきて頂いた材料が必要不可欠だったんだよ。……さて、次はこちらの番だね。約束通り、ゲイムキャラの情報をお教えしよう。居場所は、この紙に書いてある」

ケイはネプギアに一枚の紙を渡す。

「ありがとうございます。これで、ようやく……」

「ただ…素直にあなた達の要求がのんでもらえるとは思わない方がいい」

と、ケイは一言付け加えた。

「それって、どういう意味?」

「行けば分かるさ。まあ、上手く交渉が進む事を祈っているよ」

「柄にもない事を…」

「その時は脅してでも協力させてやる…」ボソ

「ん?何か言ったかい?」

「いや、何も…」

そして俺達は紙に書いてある場所に向かうのであった。













「……」

ケイは空達が言ったあとすぐに先ほどのことを思い返していた。それは空達が教会に来る約二十分前、ラステイションで大きな地震が発生した。幸い被害は出なかったが、地震が発生した震源地はネプギア達が行ったセプテントリゾートだと判明し、もしやとケイは思い部下を向かわせた。十分程度で帰ってきた部下はケイに一枚の写真を渡した。そこに写っていたのは女神化したユニーーーそして白い炎を身に纏った空が写っていた。ケイはこの写真を見て確信した。空が先ほどの地震を起こしたのだと。ケイらしくない、何の根拠もなくそう思った。

(あの地震はラステイション…いや、ゲイムギョウ界そのものが揺れるほどの地震だった…そしてそんな地震を人為的に起こした空さん…ますます君のことが分からなくなってきたよ)

ケイは慌ただしくなった教会で静かに思った。



















「いた! あなたがラステイションのゲイムキャラですか?」

場所は戻ってセプテントリゾート。ケイから渡された紙を元にゲイムキャラの所に向かっているとプラネテューヌのゲイムキャラの色違いが浮いていた。

『ん…? お前は、プラネテューヌの女神…いや、女神候補生か』

「今度のゲイムキャラさんは起きてるんですね」

「それだけプラネテューヌに比べて、ラステイションのシェアが低下してるってことかもしれないわね」

「あの、お願いします! 私と一緒に来て下さい!」

『唐突だな。訳も分からないまま同行など出来るはずもない』

(ネプギア…主語が抜けてる抜けてる)

空はネプギアの言ったことに心の中で突っ込んだ。

「女神達がギョウカイ墓場に捕まってるんです! 助けるために、力を貸してほしいんです!」

『…そうか。薄々と気付いてはいたが、やはり女神は余所の地に捕らわれているのか…ならば尚のこと、お前達と一緒に行く事はいかない』

とラステイションのゲイムキャラは拒否した。空は原作を知っているため、そらそうだと分かりきった顔をしたが、他の四人は驚いた顔をした。

「えーっ、どうしてよ?」

『私の使命は、女神の身に何かが起きた時、代わりにこの地を守護すること。私が一時でもこの地を離れると言うことは、その間、この土地を守る者が完全にいなくなることを意味している。それはできない…古の女神と交わした約束でもあるからな』

「それじゃ女神が捕まったままでいいって言うの?」

アイエフはゲイムキャラの言ったことに反論する。いくら女神候補生が居るといえど、いつまでも女神をほっとくわけにはいけない。しかしゲイムキャラは

『…私の使命は、あくまで女神の代理。女神を助ける事ではない』

「そんな…」

その一点張りである。ネプギアも困った顔をする。

(うーん、やっぱりちょっと脅してみるか?)

そう言って空は手に気功弾を作ろうとした…その時


「コンパちゃん! 愛しの天使、コンパちゃ―ん!」

「え? きゃっ! あの時のネズミさん!?」

空達が声のした方向を振り向くとそこには以前コンパが治療したネズミーーーワレチューがいた。

「覚えててくれたっちゅ? 感激っちゅ!」

自分のことを覚えてるれていたのが嬉しかったのか、喜びの表情を浮かべるワレチューに対し、アイエフは強い口調で言った。

「ちょっと、今、大事な話してんのよ。ジャマしないでもらえる?」

「何言ってるっちゅ! この世にコンパちゃんより大事なことなんて…」

するとワレチューはネプギア達の後ろにいるゲイムキャラに指をさして叫んだ。

「ああああああ! そこにいるのは、もしかしてゲイムキャラ!?」

「ネズミさん、ゲイムキャラさんをご存じなんですか?」

コンパはワレチューに聞いてみるが、ワレチューはまるで聞こえないかのように独り言を言い続ける。

「なんという幸運な一日っちゅ!コンパちゃんとゲイムキャラが同時に見つかるなんて!そうだ、コンパちゃん。一緒にアイツをやっつけるっちゅ!」

ワレチューはコンパにゲイムキャラを一緒に破壊るすことを提案する。

「え? やっつけるって…何を言ってるです?」

「ネズミ、アンタまさか…!」

「その、まさかだ…!」

「ゲイムキャラをやっつければご褒美がもらえるっちゅ! コンパちゃんも特別待遇でマジェコンヌには入れるっちゅよ!」

「このネズミ、マジェコンヌの一員だったの!?」

「ダメです! この方を倒したりしたら、ゲイムギョウ界が…」

「そうっちゅ! また一歩マジェコンヌの物へと近づくっちゅ!女神もいない、女神を信じる者もいないゲイムギョウ界なんて、あっという間に我々の物だっちゅ!だからコンパちゃんも今のうちに…」」

ワレチューは勝手なことを言いまくってあげくにコンパをマジェコンヌに勧誘しようとする。そんなワレチューに怒りを感じた空は、無意識に髪が逆立つ。

「やめてください!」

「…コンパちゃん?」

コンパは悲痛の叫びを上げる。それに驚いは空は逆立っていた髪が垂れ下がる。

「わたしは、女神さん達を助けるために旅をしてるです…。ネズミさん、あなたはわたしの敵です!」

「ガーン! て、敵!? そ、そんな…敵ってことは、嫌いってことっちゅか?」

「大っ嫌いです! 世界をこんなにしたマジェコンヌなんて、大っ嫌いですっ!!」

コンパが叫ぶをワレチューからガラスが砕けた音がした。

「大っ嫌い!? しかも二回言われた!? …う、う…うわあああああん!!」

「わあっ! 暴れだした!」

するとワレチューは泣きながら木やモンスターに八つ当たりをし暴れまくった。ある程度時間が経つとワレチューは破壊行動やめる。

「もうダメっちゅ…恋に敗れた以上、仕事に生きるしかないっちゅ…。マジェコンヌのために、全員まとめて死ぬっちゅー!!」

ワレチューが叫ぶと茂みから青色の巨大な狼型モンスターのフェンリルが飛び出してきた。

「やっぱりこうなるのね。ネプギア、説得は後回し!先にこいつを何とかするわよ!」

「え? わああ!? いつの間に敵が来てたんですか!?」

「アンタ集中すると、本当周りが見えなくなるのね…。ほら、来るわよ!」

アイエフた達は武器を構え、戦闘を開始しようをした。

「…コンパに助けられたクソネズミかぁ…」

と空が独り言のように言い始める。

「あの、空さん?」

「いつかはコンパに好かれたいと、コンパのことを思っていたなぁ…」

「空!一体どうしたの!?」

ネプギアとアイエフは突然空が独り言を言い始めたので心配そうに聞く。しかし、空は聞こえないのかそのまましゃべり続ける。

「いつかは好かれるといいなぁ…」ポピー

「「「「「!?」」」」」

空は独り言を言い終わると、右の手のひらに緑の気功弾ができる。

「ち、ちゅーーー!!や、ヤバイっちゅ!なにがヤバイのか分からないっちゅけど、とにかくヤバイっちゅ!に、逃げるっちゅーーーー!!!」

とワレチューはフェンリルを残して一目散に逃げていった。

「逃げれるといいなぁ…クアアアアァァァァァ!!!」ポーヒー

空が放った緑色の気功弾は逃げるワレチューに一直線に飛んでいった。

「ちゅーーーーーーーーーー!!!」


デデーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!



ワレチューに当たった気功弾は星が消滅するかのように大爆発を起こし、ワレチューは消し飛んでいた。

「フフフッフフフ、フハハハハハハハ!!」

「あ、悪魔たん…」

「あんな奴を生かしておいたら、ゲイムギョウ界は破壊し尽くされちゃうよ!!!」

「絶対に勝たなきゃなんねーです!!!」

「…ネプギア、日本一、コンパ、何言ってるんだ?」

なぜかネプギア、日本一、コンパは某龍球の主人公とその息子、そしてパンツが言いそうなことを言った。

「いえ、なんかこう言わないといけないかな~って思ったんです」

「アタシもそうだよ!」

「私もです」

「あ、そう。まぁ、とりあえずあのモンスターを…ってアイエフ?」

空はアイエフに呼びかける。しかしアイエフは地面に両手と膝をついてブツブツと何か言っている。

「?」

空はアイエフが言っていることを聞くため、神経を耳に集中した

「もうダメよ…おしまいよ…勝てっこない…。空は伝説の超サイヤ人なのよぉ…」

「……」

アイエフ…お前は何ヘタレ王子みたいなこと言ってるんだ?「ダニィ!?」…なんか聞こえたけど無視無視、とりあえず正気に戻すか。

「アイエフ~。戻ってこ~い」ペチペチ

「え?」

空はアイエフの頬を軽く叩く。それに気づいたアイエフは顔を上げる。ちなみに空をアイエフの顔の距離は約十センチ位である。

「~~~きゃあああぁぁぁ!!!」

「グホァ!」

アイエフは顔を赤くし、空の顎にアッパをした。モロに食らった空は数メートルほど飛んだ。

「ッ!?空!大丈夫!?」

正気に戻ったアイエフは、殴ってしまった空の下へ行き謝る。それに続いてネプギアたちも空の所に集まる。

「空さん、大丈夫ですか?」

「あぁ、大丈夫だ。見た目以上にダメージはないから」

「そう…いきなり殴ってごめんなさいね」

「気にしてない…でも」

「でも?」

「いや、なんでもない、そういえばあのモンスターまだ居るか?」

空は、話題を変え、モンスターはまだ居るかと尋ね、日本一は指を指す。そこにモンスターはいたのだがさっきのデデーン!!!を見たせいで完全に怯えていた。

「あれなら簡単に倒せそうだね!」

「気を取り直して、倒しましょう!」

そしてネプギア達は戦ってもないのに満身創痍のフェンリルと戦うのであった。
ちなみに空がでものあとに言うとした言葉は

(アイエフの顔…可愛かったなぁ)

そんな下心を出していた空であった。

















『…あれが、今のゲイムギョウ界に仇なす敵か』

俺達はフェンリルを倒したあとゲイムキャラのところへ戻ってきた。戦闘では女神化したネプギアとヘタレているフェンリルのおかげでノーダメで倒すことができた。

「そうよ、ちなみにその敵に、アンタの居場所が知られちゃった訳だけど」

『そのようだな。しばらく身を隠さねばなるまい』

「だったら私達と一緒に来てください。私がゲイムキャラさんのこと守りますから!」

『それはできぬと言った』

ネプギアはマジェコンヌに場所を知られたことを利用して、一緒に来るよう言ったが、それでも拒否された。

「むー。強情だなあ。今はゲイムギョウ界全体があんな感じなのよ!自分の住む土地さえ守れればそれでいいの!?」

おぉ、日本一が初めていいことを言った気がする。

『………』

するとゲイムキャラは考え込むように黙ってしまった。

『守っているだけでは、守れぬものもある、か…女神候補生よ』

ゲイムキャラはなにか吹っ切れたかのようにネプギアに言った。

「はい、考え直してくれましたか?」

『やはり私は、この地を離れることはできぬ。古の女神との約束は破れぬ』

「そんな…どうしても、ですか?」

ネプギアは悲しみの顔をする。しかしゲイムキャラは続けて言う

『…だが、この地を離れずとも、力を貸すことはできる。私の力の一部をそなたに託そう』

「え…あ…!」

すると、プラネテューヌのゲイムキャラと同じように光が集まり、ネプギアの両手に黒色のディスクが落ちた。

『これが私に出来る精一杯だ。女神を…ゲイムギョウ界をよろしく頼む』

「ありがとうございます!絶対に、両方とも助けてみせます!」

『ふむ、それと最後に言うことがある。その前に…そこの男』

ゲイムキャラは突然、空に声をかけた。

「?なんだ」

『すまぬがお前は席を外して欲しい』

とゲイムキャラは空に席を外すように言ってきた。

「またか…」

「空さん、お願いです。少しだけ席を外してもらえませんか?」

「はぁ。分かったよ。どうせ俺、ボッチだし…」

そして空はしぶしぶネプギア達から離れた。

















『あやつは行ったか…」

ゲイムキャラは空が言ったのを確認し、ネプギア達に話し始める。

『…お前達はプラネテューヌのゲイムキャラにあった時、あやつについて何か言っていたか?』

ネプギア達はヤッパリかと言う様な顔をする。

「はい…空さんからとてつもなく、巨大な力を感じるって言ってました。

ネプギアが説明するとゲイムキャラは「そうか…」と言って話を続けた。

『その通りだ。あやつからは巨大な力を感じる。それも今の女神や古の女神とは比べ物にならないほどの力をな…』

「まぁ、それは実際に体験したしね」

「はいです。最初はバーチャフォレストで下っ端さんと戦った時、そしてユニちゃんと戦った時に空さんは本気を出したです」

『そうか、やはりあの時感じた力はあやつの力だったか。しかし、あやつからはもう一つ、別の力を感じる』

「「「「別の力?」」」」

四人は口を揃えて言う。

『そうだ、あやつから…そう、狂気の力を感じるのだ』

「狂気の力…?」

『その力はなんなのかは分からぬ。ゲイムギョウ界を救うものなのか、破壊するものなのかは…だがこれだけは言える。“気をつけろ”』

「空はそれほど警戒する奴じゃないけど…一様、忠告は受け取ったわ」

『うむ、それでは』

そしてゲイムキャラの声が聞こえなくなった。

「空の力は絶対、ゲイムギョウ界を救う力だよ!だってあんなカッコイイ力の出し方する人がゲイムギョウ界を破壊するには思えないもん!」

「それもそうね、ゲイムキャラの協力も得ることもできたし…気は進まないけど報告しに行きましょ。

話し終えたネプギア達に空はあえて何も聞かず、黙って瞬間移動で教会に行くのであった。
















「やあ、お疲れ様。驚いたよ。まさかあの頑固者の協力をとりつけてくるなんてね」

教会に入って早々、ケイは俺達にそんなことを言ってきた。

「…一応報告に来てるんだから、先に言うのはやめてくれないかしらね」

「すみませ~ん、ここにストーカーがいま~す。今すぐ逮捕してくださ~い」

「…アイエフさんはいいとして、今度から空さんは無視することにするよ」「☆アハッ☆」

「あと、ケイさん。お願いがあるんです。もう一度ユニちゃんに会えませんか?」

この旅の目的はゲイムキャラと女神候補生に協力を得ることである、ここでユニが一緒に付いて来てくれればいいと空は思ったのだが

(ユニ…お前全然隠れられていないぞ…)

いや、一般的にはユニは隠れている。しかし、空は気を読むことで相手の位置を特定することができるのでユニが隠れていることなどすぐに分かってしまった。

「ユニならあなた方が来た時、慌てて机の下に隠れたけど」

「あ、コラ!なんでばらすのよ!」

ガタッと音を立てながらユニは机の下から出てきた。

「ユニちゃん!よかった、もう一度会えて…」

「う。ネプギア…」

ユニはバツが悪そうな顔をする。

「ユニちゃん、もう一度だけ聞くけど…私と一緒に来てくれないかな?一緒にお姉ちゃんを助けに…」

「ダメ!今は…ダメ」

ネプギアはユニを誘うが断られてしまった。

「…そっか…うっ…ひぐっ…」

ネプギアは突然泣いてしまった

「わあ!?な、なんで泣いてんのよ!?」

「だって、せっかくお友達になれたのに、ケンカしてばっかりで…最後まで仲直りできなくて…」

そっかネプギアはそんなことを思っていたのか…

「別にケンカしてるから仲間にならないんじゃ…それに、、今日で最後ってわけでもないでしょ!」

「…え?また、会ってくれるの?」

「う、それは…まあその内、気が向いたら考えてあげなくもないっていうか…」

ユニ、安定のツンデレである。

「本当?本当に?約束だよ、ユニちゃん!」

「だ、だから気が向いたらだって…あーもう!しょうがないわね!」

「ギアちゃんとユニちゃん、仲直りできたみたいです!」

「えぇ、これで…」

アイエフが言葉を続けようとした時

ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

案の定、空の腹の虫が鳴ってしまった。それを聞いたユニとケイは目を丸くして空を見た。

「…今のって空の…?」

「はい…」

「ふむ、そういえばもうそんな時間か」

をケイは窓ガラスを見る。もう太陽が沈み、青色からオレンジ色へと変わっていた。

「そういえば君達が欲しかったのは一日分の寝床と食事だったね。ちょうど夕食だし一緒にどうだい?」

「ありがとうございます!ユニちゃんも一緒に食べよう?」

「な、なんでアタシが一緒に食べなきゃいけないのよ!」

ユニはツンデレが故につい否定的になってしまった。

「ダメ…?」

「う…」

ネプギアは若干涙目でユニを見る

「あーもう、分かったわよ!食べればいいんでしょ食べてば!」

「ユニちゃん、ありがとう!」

こうしてネプギア達は夕食を摂るのであった。

















「ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ」

「「………」」

夕食が始まって四十分、ほとんどの料理を空が平らげてしまった。始めの方は豪華な料理で、ラステイションにしかない食材を使った料理がたくさん並べられてあり、ネプギア達にとっては食べきれないほどの量だった。しかし、始まって数分でテーブルにあった料理がなくなり、ユニ、ケイ、日本一は驚愕の顔をした。ネプギア、アイエフ、コンパも空の食欲は理解してはいるのだが、改めてすごいと思った。
あとから料理が大量に運ばれたのだが、テーブルに置く前に空が全て食べてしまった。

「おかわり」

「ふぉお!?も、もう料理がないのに!?君には分からないのかい!??」

「なら作って来い!!!」

「も、もうダメだぁ…おしまいだぁ…彼は、伝説の超大食漢なんだぁ…」

「食いもんくれええええええええぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!!」

その日、ラステイションの教会の食料庫から約一ヶ月分の食料が消えたという。




次回はネプギアと軽く、修行でもしようかな~と思ってます。


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