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◆阪神1―4巨人(7日・甲子園) 巨人は、村田のバットで阪神・藤浪の甲子園連勝を14で止め、3位以内が確定。両リーグ一番乗りで7年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出が決まった。1点を追う4回、頼れる4番が23号左越え逆転2ラン。5回には長野が16号2ランで続き、大阪桐蔭高時代から続いていた黄金ルーキーの甲子園不敗神話を終わらせた。チームは5試合ぶりの勝利でマジック14に。貯金を30として、Vに向けて再加速だ。
いつまでも眺めていたかった。村田は左翼席に消える打球を打席で見届け、ゆっくり走り出した。1点を追う4回無死一塁。藤浪のカットボールをバットに乗せ、逆転の23号2ランを放った。「チャンスを広げようという気持ちでした。コンパクトなスイングでしたが、しっかり捉えられたので飛距離が出てくれた」。静寂に包まれる敵地・甲子園が気持ち良かった。
藤浪の「不敗神話」を吹き飛ばした。大阪桐蔭高時代から、甲子園では14連勝中だった。初対戦だった8月4日(東京D)は3打数1安打。カットボールに苦しんだ。試合前まで自身の映像だけでなく、長野ら同じ右の強打者の映像を見返し、勝負球を目に焼き付けた。「前回はやられたし、なんとか打ち返したいな、と。空振りする外角球は引っ張りきれないし、右翼へ打つような球も力があって安打にするのは難しい。バットに引っかかるような球を待っていた」と攻略に燃えていた。
藤浪は三塁寄りへ大きくクロスステップし、カットボールはそこから独特の軌道で横曲がりする。直前を打つ阿部が死球だったことでチャンスが広がった。「2打席連続死球だったり、2者連続死球は投手も嫌。そういうときは、むしろ踏み込みやすい」と、相手の心理を逆手に取った。ひと振りで主導権を奪い返し、さらに左膝内側への死球に痛がった阿部をゆっくりと本塁へかえした。
“9月の悪夢”を吹き飛ばした。昨年9月6日の阪神戦(甲子園)では3度の得点圏で凡退。7日のヤクルト戦(神宮)では好機で2度凡退。原監督から2回攻撃後に強制帰宅を命じられ、帰宅後、絵美夫人の手を借りて丸刈りにした。自身初の2か月連続の月間MVPで9月に入ったが、3日のヤクルト戦(富山)から2試合連続無安打。嫌な思い出が頭をよぎった。「打撃なんて1打席で簡単に変わってしまう。今から連続打席無安打とかで打てなかったら、打率も2割台になっちゃうだろ」。強い危機感に奮い立ち、リベンジを決めた。
阪神との直接対決を制し、7年連続のCS進出を決めた。優勝マジックは「14」。大学(日大)の後輩・長野とのアベック弾で逆転勝ちし、原監督は「効果的に2ランが出て、今日は素晴らしい日大コンビだった」と手放しでたたえた。ヒーローインタビューで、25番は「いい緊張感で野球が出来ている。マジックがゼロになるまで、最後まで一生懸命がんばります」と締めた。9月のラストスパートもオレが引っ張る―。これが男・村田の決意だ。
(2013年9月8日06時05分 スポーツ報知)
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