荒尾市のテーマパーク「ウルトラマンランド」が1日閉園し、17年間の歴史に幕を下ろした。ステージで躍動するウルトラヒーローの雄姿を目に焼き付けようと、家族連れら多くのファンが訪れた。
閉園を迎えたウルトラマンランドのショーの最後にポーズをとるウルトラヒーローたち=荒尾市
同施設は1996年3月、円谷プロダクション(東京)がグリーンランドリゾートの敷地で開園。円谷プロ直営の唯一のテーマパークだったが、今年2月に閉園が発表された。
開場の午前7時45分には、前日から並んだという人も含めて大勢の人が待ち構えた。公演数を増やしたステージショーは入場制限するほどの人気。ウルトラマンゼロやウルトラマンギンガらが迫力ある動きで、子どもたちを魅了した。
荒尾市の主婦林田純子さん(34)は、手づくりしたウルトラヒーローのマントを2人の娘に着せて来場。「この1カ月はほぼ毎日通った。閉園はものすごく寂しい。絶対復活してほしい」と話した。
営業終了後、隣のホテルの外壁にウルトラヒーローの巨大映像が投影された。初代ウルトラマンが「この場所がなくなっても私たちとの絆は決して失われない。また会おう!」と“最後”のメッセージを伝えると、ファンから温かな拍手が送られた。(中原功一朗)
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