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【サッカー】グアテマラに3−0快勝 本田先制ヘッド2013年9月7日 紙面から
◇キリン・チャレンジカップ 日本3−0グアテマラサッカーの日本代表は6日、大阪・長居スタジアムで行われた国際親善試合のキリン・チャレンジカップでグアテマラに3−0で快勝した。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで37位の日本に対し、グアテマラは93位。前半は格下相手に攻めあぐねたが、後半から出場したMF本田圭佑(27)が先制弾。さらにFW工藤壮人(23)、MF遠藤保仁(33)が追加点を奪って突き放した。課題の守備でもDF森重真人(26)、吉田麻也(25)を中心に無失点で乗り切った。 後半開始から登場した「真打ち」が一発回答だ。後半5分、長友のクロスに、本田はファーサイドに走り込み頭でねじ込んだ。ヘディングでの得点は2010年3月のアジア杯予選のバーレーン戦(豊田)以来、約3年半ぶり。相手を圧倒しながら最後のひと押しを欠く停滞感をあっけなく破ってみせた。 「球が良かった。競り合うというより、ボールに当てにいっただけ」。くすりとも笑わずに言ったが、前半途中に柿谷とゴール裏でアップしながら「点を取れるだけ取ろう」と、意欲をかき立てていた。 6月のコンフェデ杯は「優勝を狙う」と公言しながら3戦全敗。力負けという現実に、本田はこう向かっていた。 「自信の差がイコール『格』になる。練習でやったことを100%やろうと思うものの、結局、勝ち方は分からない。一生懸命やってるし、良いサッカーして相手も圧倒しているけど得点できない。個というのは『格』とかそういうものなんじゃないかな」 本田は自信という鎧(よろい)をまとうべくACミランへの移籍を強く望んだ。難航の末に頓挫したのが4日前だ。落ち込んでもおかしくない状況に「今までも物事がそう簡単にいったことはない。自分の人生において、この出来事も氷山の一角」と平然と受け止めた。 「勝って当たり前の試合なので、大事なのはこういう時でも結果を残すこと」 故障、低迷期、惨敗…。このチームの中心軸は香川でも、清武でもない。W杯に向け、ほどよく強さと怖さを知った本田の真価が、やはり際立った。 (松岡祐司) PR情報
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