科学「こうのとり」役目終え、不要品積んで大気圏へ2013.9.5 08:54

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「こうのとり」役目終え、不要品積んで大気圏へ

2013.9.5 08:54 宇宙
国際宇宙ステーション(下)から取り外された日本の無人補給機「こうのとり」(NASAテレビ)

国際宇宙ステーション(下)から取り外された日本の無人補給機「こうのとり」(NASAテレビ)

 国際宇宙ステーションに物資を運んだ日本の無人補給機「こうのとり」4号機が日本時間4日午後9時すぎ、役割を終えた米国の実験機器などの不要品を積んでステーションから取り外された。7日午後に大気圏に突入し燃え尽きる予定。

 こうのとりは物資補給後の空いたスペースにゴミや不要品約1・9トンを積んだ。ステーションに滞在する飛行士がロボットアームでつかんで取り外し、5日未明にステーションの下方で宇宙空間に放出した。エンジンを噴射して高度を下げ、大気圏に突入する軌道に向かう。不要品のほか、大気圏突入時をカメラで撮影する直径40センチの球形装置「アイボール」を搭載。アイボールはパラシュートで着水し、データ送信後に海に沈む見込み。

 こうのとりは会話する小型ロボット「キロボ」や、彗星を撮影する高解像度4Kカメラなど約5・4トンの物資を載せ、8月4日に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられ、同10日未明、ステーションとドッキングした。

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国際宇宙ステーションから分離された日本の無人補給機「こうのとり」(NASAテレビ)
国際宇宙ステーションから取り外された日本の無人補給機「こうのとり」(上)(NASAテレビ)

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