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TBSに敗北 フジ急降下の元凶は「成功体験トリオ」- ゲンダイネット(2013年9月7日10時26分)

  少し前まで「視聴率3冠王」の座を独占してきたフジテレビが、無残なことになっている。8月の平均視聴率は、ゴールデンとプライムの両時間帯でTBSに抜かれて4位。「振り向けばテレビ東京」のブービーに転落していたことが分かった。

 

  悪いことは重なるものだ。放送倫理・番組向上機構(BPO)は、加藤浩次(44)がAKBの渡辺麻友(19)の頭を蹴飛ばした27時間テレビについて、審議対象としたことを発表。企画の意図や制作の方法について、フジの担当者を交えて話し合うとしている。

 

 「今のフジは、かつて業界をリードしてきたテレビ局とは思えないぐらいひどい。視聴者とのズレは埋めようがなく、ドラマもバラエティーも、これだという番組はゼロ。完全に負のスパイラルに入っています」(上智大教授の碓井広義氏=メディア論)

 

 <自己模倣でじり貧>

 

  確かに、「あまちゃん」にしろ「半沢直樹」にしろ、注目のドラマは他局ばかり。話題になるのは視聴率の低さぐらいのもので、ワイドショーやバラエティーはガラガラポンを繰り返している。「アイアンシェフ」や「ショムニ」などコピー番組も少なくない。

 

 「3・11以降、社会の意識は変わりました。視聴者の感覚もかつてと違う。フジだけが変わっていないのです。27時間テレビにしても、いまだに内輪でお祭り騒ぎ。これではダメです。亀山(現社長)、大多(現常務)、日枝(現会長)の3氏が黄金期を牽引したのは間違いありませんが、問題は、今もその体制が変わっていないこと。成功体験が邪魔して視聴率が落ちているというのに、昔のモノサシを捨てられないのです。恐らく局内に人材はいると思います。声を上げている中堅や若手もいるでしょう。でも、過去の否定は“アンチ”になるし、実績を盾にされると何も言えなくなる。その結果、自己模倣の縮小コピーが目立つようになっているのです」(碓井広義氏)

 

  トップが変わらなければ、じり貧を抜けられない。多くの会社が直面する問題だ。

 (日刊ゲンダイ2013年9月6日掲載)

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