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【社会】「あまちゃん観光」23倍 今夏、久慈の海岸にファン殺到
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地の岩手県久慈市・小袖海岸で、素潜り漁を実演する海女の活動拠点に七〜八月、前年同期の約二十三倍の観光客が訪れたことが七日、分かった。震災前の二〇一〇年と比べても十一倍超。市の担当者は「一過性のブームに終わらせないことが大事だ」と気を引き締めている。 小袖海岸は東日本大震災の津波で大きな被害を受け、復活を目指している。今年はドラマの人気で観光客が殺到、市の集計によると、拠点の「海女センター」を七〜八月に訪れたのは七万五千七百人近く。昨年は約三千二百五十人、一〇年は約六千五百人だった。 海女の実演は九月末まで。ベテランの海女と一緒に実演や観光案内をする女子高生は「少しでもおもてなしをしたい」との思いから、八月中旬でいったん終えた活動を九月に再開。土日祝日に見学者を出迎えている。 海女センターは津波で全壊し、現在は仮設で運営中。市は来年八月までに復旧させる予定だ。 PR情報
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