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特養入所基準を厳格化 要介護3以上に9月7日 17時27分
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特別養護老人ホームへの入所について、厚生労働省は、入所の基準を厳しくし、介護の必要度が比較的低い要介護1と2の高齢者の新たな入所を原則として認めず、要介護3以上に限定する方針を固めました。
全国に7700施設余りある特別養護老人ホームには、およそ51万人が入所していますが、満床の状態が続いていて、入所を待っている高齢者が、平成21年の時点で42万人に上っています。
厚生労働省は、介護の必要度が高い高齢者の入所を優先するよう指導していますが、介護の必要度が比較的低い要介護1や2の高齢者が、全体の10%近く入所しています。
このため厚生労働省は、入所の基準を厳しくし、要介護1や2の高齢者の新たな入所を原則として認めず、自力で歩くことができず入浴や着替えで介護が必要な要介護3以上の高齢者に限定する方針を決めました。
現在、入所している要介護1や2の高齢者については、そのまま入所できるようにする方針です。
このほか入所者の食事代や居住費について、所得に応じて負担を軽減している今の補助制度について、預貯金や住宅などの資産がある人には、これまで以上に費用を負担してもらうよう改める方針です。
厚生労働省は、こうした見直しを盛り込んだ介護保険法の改正案を、来年の通常国会に提出し、新たな入所基準については、平成27年度から導入したいとしています。
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