トップページ国際ニュース一覧韓国 歴史認識でドイツに理解求める
ニュース詳細

韓国 歴史認識でドイツに理解求める
9月6日 21時27分

ロシアのサンクトペテルブルクで開かれたG20サミットに合わせて、韓国のパク・クネ大統領はドイツのメルケル首相と会談し、冷え込んでいる日韓関係について、日本の歴史認識に問題があるという考えを強調し、韓国政府の立場に理解を求めました。

G20サミットに出席した韓国のパク・クネ大統領は6日、ドイツのメルケル首相と会談しました。
韓国政府によりますと、会談の中で、パク大統領は、メルケル首相がナチス・ドイツの時代にユダヤ人など4万人以上が命を落としたドイツ南部の強制収容所を最近訪問して犠牲者を追悼したことに触れ、深い感銘を受けたと述べたということです。
そして、日本を念頭に、「歴史の傷を癒やそうとせず、度々、傷に触れるようでは解決は難しいと思う」と指摘するとともに、「日本が歴史に正しく向き合い、未来志向の関係を築けることを願っている」と述べ、日本の歴史認識や対応に問題があるという考えを強調しました。
パク大統領は、ことし5月にアメリカを訪問した際にも、オバマ大統領との首脳会談の中で、日本の歴史認識を批判したほか、アメリカ議会での演説でも同様の批判を行っており、韓国政府は海外での日本への批判を強めています。
G20サミットでは、安倍総理大臣とパク大統領の間で初めての首脳会談が行われるのかどうか注目されましたが、結局、5日の夕食会の前に短くあいさつを交わすにとどまり、日韓関係は改善の糸口がつかめないままとなっています。

[関連ニュース]
k10014356331000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ