●浮き球

●浮き球キャンドル

●ペーパーウェイト

●食器


工房にて吹きガラス体験も実施。


 お土産品として小樽のあちこちで見られる硝子の浮き球。ノスタルジックなこの浮き球が、実は小樽で初めて作られたというのは意外に知られていない。

 漁業用の浮きは木製が主流だったが壊れやすく、これに代わる丈夫なものを…ということで浅原硝子明治43年頃に開発したのが、硝子の浮き球だった。以降、この浮き球は瞬く間に全国へ広がり、最盛期の工場では作っても作っても追いつかないほどだったという。

 刺し網、はえ縄、底引きなどの漁法別に1.8 寸(直径55mm)から1尺5寸(直径45cm)まで様々な大きさのものがあるそれを、適正な浮力を確保できるよう厚みと重量を計算しながら、高温で水飴状になった硝子を吹きザオ(金属のパイプ)に巻きとって吹く。が、これを均等に吹くのは至難の業。

 きちんと作られたものは、現在主流となっているプラスチック製より何倍も耐久性が高く、水深2000〜4000mにも耐えるという。ラムネ瓶や牛乳瓶などのリサイクル原料で作られている浮き球は、自然環境を汚すことなく独特の海色に仕上がってなんとも美しい。

 
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