G20閉幕:シリア問題で焦燥感…米大統領が会見

毎日新聞 2013年09月07日 01時00分(最終更新 09月07日 01時14分)

G20サミットの閉幕を受けて記者会見するオバマ米大統領=ロシア・サンクトペテルブルクで2013年9月6日、AP
G20サミットの閉幕を受けて記者会見するオバマ米大統領=ロシア・サンクトペテルブルクで2013年9月6日、AP

 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領は6日、ロシア・サンクトペテルブルクで開かれたG20サミットの閉幕を受けて記者会見した。シリアのアサド政権に対して「国際社会が強い対応をとる必要がある」との共同声明への賛同国が増えたことを成果として挙げたが、国際世論の大きな後押しは得られなかっただけに焦燥感も目立った。

 国際社会の支援については「G20の夕食会では、化学兵器使用や、化学兵器に関する国際規範が保持される必要性の認識に異論はなかった」としたうえで、「過半数の国はアサド政権に責任があるとの米国の主張に同意した」と語った。ただ、米国が準備している攻撃への賛同国が増えたかには直接的には答えなかった。

 一方、米議会に求めたシリア攻撃承認決議案の見通しが厳しい状況について「理解している」と述べたが、決議案が否決された場合の対応は明言を避けた。そのうえで「議員は米国の安全保障と世界の安全保障をどう判断すべきかを考えなければならない」と述べ、えん戦感情の強い世論に配慮するだけでなく、議員個人として判断するよう呼びかけた。

 また、攻撃後もアサド政権が化学兵器を再び使用するのではないかとの質問に対しては「賢明な判断だと思わないが、そうなれば国際社会が動くのは簡単だ」と述べ、国連安全保障理事会による武力行使承認決議への反対論がなくなるとの見通しを示した。

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