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対馬の森林競売問題、「懸念していた」石原環境相
2013.8.30 12:07
絶滅危惧種である「ツシマヤマネコ」が唯一生息する長崎県対馬市の広大な森林地(260万平方メートル)が競売入札に付されていた問題で、石原伸晃環境相は30日の閣議後会見で「競売案件であることは承知しており懸念していた」とした上で、市が購入の意思を示したことに対し「市民のツシマヤマネコに対する愛情の深さに敬服している」と述べた。
石原氏は28日に対馬を訪れ、環境省の対馬野生生物保護センターを視察。財部能成(たからべ・やすなり)市長から生息地の状況を聴いていたという。
市議会で国有化すべきだという意見が出ていることについては「気持ちとしては理解できるが、国の天然記念物が生息する地域を全部買うというのは、現実的ではない」と強調。外国による土地買収については「日本の法律にのっとって外国の資本といえども土地を買うことができる。ただ水資源はしっかり守っていく」という認識を示した。
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