その他

ドコモ株上昇・競合株は下落、iPhone発売報道で明暗

2013年 09月 6日 10:24 JST
 
  • Mixiチェック

[東京 6日 ロイター] - 6日の東京株式市場でNTTドコモ(9437.T: 株価, ニュース, レポート)株が前日より3%超高まで買われている。米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を発売する見通しになったことを受け、顧客流出に歯止めがかかるとの期待が広がった。

一方、競合となるソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)やKDDI(9433.T: 株価, ニュース, レポート)株には売り注文が集まり、明暗が分かれた。

NTTドコモ株は早朝から買い注文が殺到。取引開始直後は3%超値上がりした。一方、競合するソフトバンクは3%超、KDDIは2%超の下落となった。

ドコモのアイフォーン販売は市場ではすでにコンセンサスになりつつあったが、今回の報道はあらためて好感された。「ナンバーポータビリティ(番号持ち運び制度)で毎月10万人規模の流出が止まれば、ドコモの販売台数は年間100万人超、増える可能性がある」と、バークレイズ証券の米島慶一アナリストは言う。

ドコモの年初来高値は16万6600円。市場には「これを上回るのは時間の問題だろう」(国内証券の営業担当者)との声がある。

もっとも販売体制の再構築などには課題が残る。「ドコモは無理な値下げ競争は仕掛けないだろう。勢力図がすぐに変わるかどうかは微妙」(別の外資系証券)と、市場には慎重な見方もある。

(山口 貴也)

 
写真

米雇用統計:識者はこうみる

8月米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想より小幅な伸びとなった。FRBによる今月の量的緩和縮小に慎重な見方も。
  記事の全文 | 関連記事 

注目の商品

9月6日、東京株式市場でNTTドコモ株が前日より3%超高まで買われている。写真は7月、都内で撮影(2013年 ロイター/Issei Kato)
*統計に基づく世論調査ではありません。
写真

このタイミングで識者の意見を聞くという念の入れようからも、首相の苦悩がうかがえる。

外国為替フォーラム

最新ニュースのほか、ブログやコラム、スライドショーなどの最新情報をお届け