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【モータースポーツ】

【F1】アロンソ2&5番手、跳ね馬の母国で逆襲ののろし 今季3勝目へファンの大声援後押し

2013年9月7日 8時50分

第12戦イタリアGP第1日

フェラーリの地元モンツァでアロンソは2&5番手と上々の発進(カメラ=松本浩明)

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 【モンツァサーキット(イタリア)ルイス・バスコンセロス、柴田久仁夫】F1第12戦イタリアGPは6日、当地で開幕し、真っ赤な応援団の声援を背にしたフェルナンド・アロンソ(32)=フェラーリ=がフリー1回目で2番手発進。2回目は5番手ながら、9番グリッドから2位まで駆け上がった前戦ベルギーGP(8月25日決勝)の勢いを加速させ、チームの母国GPで、セバスチャン・ベッテル(26)=レッドブル=に先行するつもり。自転車チームの買収も軌道に乗り、公私ともに充実の時を迎えた。1回目はルイス・ハミルトン(28)=メルセデス=、2回目はベッテルがトップタイム。

     ◇     ◇     ◇

 絶対に負けられないチームの母国GPを迎えたアロンソは気力充実、フリー走行1回目から2番手につける上々の滑り出しをみせた。「スパ(第11戦ベルギーGP)で僕らは前進することができた。その流れでこのモンツァに臨んでいる」ときっぱり。夏休み前には失速もようだったクルマの戦闘力も上昇傾向にあり、精神的にも落ち着いて大一番を迎えたようだ。フリー2回目も5番手とまずまず。

 もちろん、ライバルでありランク首位のS・ベッテル(レッドブル)ははるか先をいく。「(モンツァでは)最大限努力して、メーンのライバルの前でゴールするのが目標だ」とアロンソ。残り8戦で46ポイントもの差をつけられているだけに、まずはティフォシ(フェラーリの熱狂的ファン)の後押しを受け、逆襲ののろしを上げたいところ。

 そして、レース以外でもアロンソは今充実している。2日にスペインの名門自転車チーム「エウスカルテル・エウスカディ」の買収を明らかにしたばかりだ。スポンサーの離脱が決まり、資金的に行き詰まっていた名門に救いの手を差し伸べたのだ。

 「いや〜この1週間は本当に忙しかった。毎日電話しっぱなしで、バッテリーの予備が2つも3つも必要だったよ。今必死になってやっていることは、今後マネジャーやスポーティングディレクターに引き継がれることになる。ああ、スポンサーは見つけないと−。うまくいけばオフの間にプロジェクトを進行できるだろう」と、パトロン的な存在ではなく、チームの運営にも関わっていることを明かした。

 ただし、このまま自転車へ一気にのめり込むことはない。「僕は今レーサーとしてベストの時を迎えている。経験的にもドライビング能力的にもベストだと思う。それを使わない手はないだろう。あと4〜5年はモータースポーツに100%情熱を費やすよ。フェラーリともあと3年半契約が残っているし」とアロンソ。まずはフェラーリの聖地モンツァでの今季3勝目へ突き進む。

 

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