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映画「風立ちぬ」に登場…懐かしのお菓子「シベリア」が人気に 

懐かしの「シベリア」人気
「コテイベーカリー」で作り続けている「シベリア」を手にする、店長の馬中俊夫さん(右)と妻のいつ子さん
Photo By 共同 

 引退を発表した宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」に登場した「シベリア」と呼ばれる懐かしいお菓子に人気が集まっている。1916(大正5)年の創業以来の製法で作り続けている老舗パン屋「コテイベーカリー」(横浜市)には「映画を見て食べたくなった」と全国から注文が相次いでいる。

 シベリアはようかんをカステラで挟んだお菓子で、コテイベーカリーの馬中俊夫店長(64)によると、明治末期から大正初めに製造が始まり、多くのパン屋で売られていた。名前の由来は、ようかんの部分が雪原を走るシベリア鉄道のように見えるなど諸説ある。

 60年代ごろまでは身近なお菓子だったが、製造に手間がかかるなどの理由で、今では作るパン屋は少なくなった。

 映画では、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の設計者で主人公の堀越二郎(1903〜82年)が帰宅途中に購入、同僚と一緒に食べる場面があり、同店には注文が殺到。生産量を2〜3倍に増やしたという馬中店長は「私もシベリアを作り続けるので、宮崎監督もアニメに関わり続けて」とエールを送った。

[ 2013年9月7日 07:49 ]

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