【鈴木芳美】7月末の豪雨災害で、JR山口線の津和野駅構内に留め置かれていた列車が3日、益田駅まで移動したのち、浜田駅まで回送された。
JR西日本広島支社によると、山口線の地福駅(山口市)と益田駅間で線路が寸断され不通となり、3編成の5両が津和野駅構内に残った。留置していると劣化してしまうことから、検査のできる浜田駅へ移動させることにした。
3日午前10時半に、5両を1編成にまとめて津和野駅を出発。信号設備が復旧していないため、各踏切の安全を確認しながら、時速15キロ以下で益田駅まで移動。浜田駅までは、通常の速度で走った。
津和野―益田間は、線路の被害が軽微だったため列車の移動はできたが、信号設備などの損傷で復旧の見通しは立っていないという。