堺市長選:維新・西林前市議が公約発表 大阪都構想に参画
毎日新聞 2013年09月06日 19時05分
任期満了に伴う堺市長選(9月29日投開票)に大阪維新の会公認で立候補する西林克敏・前堺市議(43)は6日、記者会見し、公約を発表した。維新が実現を目指す「大阪都構想」への堺市参画を明記。都構想を見据え、府と大阪市が二重行政解消のため設置した府市統合本部に直ちに参加するとしている。
公約では、特別区を設置し、区長と区議を選挙で選出、「区民の意思を区政に直接反映させる」と明記した。市内中心部の街づくりに関しては、市民や企業経営者らでつくる「堺会合衆(仮称)」を設置し、基本方針を策定するとしている。計画が中止されている次世代型路面電車(LRT)は、南海堺駅−堺東駅間(1.7キロ)を整備し、計画推進の立場を鮮明にした。
一方、再選を目指す竹山修身市長(63)は同日、公明党の北側一雄副代表と会談し、支援を要請した。【高瀬浩平、服部陽】
■西林克敏氏の公約(骨子)
・府・堺市特別区設置協議会(法定協)の設置を求める
・府市統合本部に直ちに参加
・堺会合衆(仮称)を設置し、街づくりの基本方針を策定
・次世代型路面電車(LRT)の整備
・全公立中学校に給食を導入
・市長給料20%削減、退職金半減