JAXA:イプシロン8日にリハーサル
毎日新聞 2013年09月06日 19時36分(最終更新 09月06日 20時07分)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日、打ち上げが直前に中止された新型固体燃料ロケット「イプシロン」(全長24メートル、3段式)のリハーサルを8日に実施すると発表した。前回のリハーサルでは発射18秒前までの手順を確認したが、今回は5秒前まで確認する。JAXAはこの結果を受けて、打ち上げ日を決める方針。
イプシロンは8月27日、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる予定だったが、地上管制室の計算機が機体の姿勢異常を検知し、発射19秒前に自動停止した。その後の調査で、機体と地上の計算機の通信が0.07秒ずれることを考慮に入れていなかったことが原因と判明。他の機器も含めた総合的な点検を続けている。
本来なら発射10秒前には燃料の火薬に点火されるが、リハーサルでは点火を検知する機器の作動確認も兼ねて、5秒前までの手順を点火せずに確かめる。【斎藤有香】