Skip To Content


顧問契約―顧問弁護士の利用方法

  1. ホーム
  2. 顧問契約について
  3. 顧問弁護士の利用方法

顧問弁護士に頼めること

弁護士は、社会を規律する法律の専門家であるため、企業内で発生する様々な問題について対応することができます。また、企業法務のみならず、離婚、相続、交通事故、破産や刑事事件についてもこれまで多数取り扱ってきましたので、従業員の個人的問題についても対応することができます。

以下では、顧問弁護士の利用方法について、具体例をあげ、「自力で対処した場合」と「顧問弁護士の対処法」それぞれについて説明します。

ページの先頭へ戻る

日常の法律問題関係

事務所家賃の値上げを通告されたが従わなければならないのか

自力で対処した場合
家賃値上げに応じないのであれば、次回の更新はしないと告げられ、家賃値上げに渋々応じる。
顧問弁護士の対処法
借地借家法の法定更新の適用の有無を精査し、値上げの主張に対して強気の交渉を行う。

事務所の上の階の騒音が酷いが、何か主張できないのか

自力で対処した場合
自ら上の階の者に苦情を申し入れるか、管理会社や大家に苦情申入を行う。
顧問弁護士の対処法
契約解除や損害賠償を仄めかした弁護士名義の内容証明郵便を上の階の者や大家等に郵送する。

事務所の上の階で水漏れが発生して業務に支障が出ている

自力で対処した場合
自ら上の階の者に苦情を申し入れるか、管理会社や大家に苦情申入を行う。
顧問弁護士の対処法
弁護士名義の内容証明郵便で上の階の者や大家に損害賠償請求する。

敷金が全く返還されないどころか追加費用も請求されている

自力で対処した場合
大家や管理会社に敷金を返還するよう電話で求めるか、請求書を送る。
顧問弁護士の対処法
弁護士名義の内容証明郵便で大家に損害賠償請求を行い、応じない場合には訴訟提起により回収を図る。

賃貸借契約書に様々な特約が記載されているが無効ではないのか

自力で対処した場合
大家や管理会社に有効だと主張され、不満ながら泣き寝入りする。
顧問弁護士の対処法
過去の判例に照らし特約が無効であると判断すれば、大家や管理会社に特約無効を主張して交渉を行う。

取引先から債権譲渡通知が届いたが、どこに支払えば良いのだろう

自力で対処した場合
債権譲受人に確認し、譲受人が言うままに支払を行う。
顧問弁護士の対処法
そもそも有効な債権譲渡通知であるか検討し、疑義があれば支払拒絶、供託等の手続きをとる。

取引先が不良品を送ってきたが、どうすれば良いのだろう

自力で対処した場合
取引先にクレームの電話を入れ、自ら交渉を行う。
顧問弁護士の対処法
不良品であることの確証を掴んだうえで、契約書を確認し、最良の選択方法をとる。

独占的取引との約束だったが、どうも違反しているようだ

自力で対処した場合
取引先にクレームの電話を入れ、自ら交渉を行う。
顧問弁護士の対処法
独占的取引に違反していることの確証を掴んだうえで、契約書を確認し、最良の選択方法をとる。

業務委託先が不十分な仕事しかせずに報酬を請求してきている

自力で対処した場合
受託者にクレームの電話を入れ、報酬支払いを拒否する。
顧問弁護士の対処法
受託者が不十分な仕事をしていることの確証を掴んだうえで、契約書を確認し、最良の選択方法をとる。

全く役に立たない派遣社員を派遣してきたが、何か請求できないのか

自力で対処した場合
派遣先にクレームの電話を入れ、派遣社員の交代や代金減額を主張する。
顧問弁護士の対処法
全く役に立たない派遣社員であることの確証を掴んだうえで、契約書を確認し、最良の選択方法をとる。

契約の途中で一方的に解除を主張されたが、そのようなことが許されるのか

自力で対処した場合
取引先にクレームの電話を入れ、自ら交渉を行う。
顧問弁護士の対処法
相手方の解除の根拠を問い合わせた上で、契約書を確認し、反論主張の内容証明郵便を郵送する。

保険金が支払われることになったが低額すぎないか

自力で対処した場合
保険会社にクレームの電話を入れ、自ら交渉を行う。
顧問弁護士の対処法
保険約款や類似事件の判例を検討し、保険金が不当に低額であるとの判断をしたときは、その根拠に基づき請求ないし訴訟を行う。

身に覚えのない請求書が届いたが、どのように対処したら良いのだろう

自力で対処した場合
請求先に問い合わせを行うか、とりあえず放置しておく。
顧問弁護士の対処法
弁護士名義で請求先に事情確認の書面を送り、相手方からの回答内容を検討した上で支払に応じるか否かを判断する。

金融機関に対しリスケジュール(リスケ)を申し込めないだろうか

自力で対処した場合
取引先にリスケの申し入れを行い、自ら交渉を行う。
顧問弁護士の対処法
リスケを行うことによる金融機関側のメリットをまとめた書類を作成し、その資料に基づき交渉を行う。

破綻しそうな取引先から協力を求められたが、どのように対処すべきだろうか

自力で対処した場合
これまでの取引先との経緯を勘案し、協力するか否かの判断を行う。
顧問弁護士の対処法
取引先から財務状況を示す資料の提出を求め、その資料を検討した結果、今後の取引先の推移を推察し、協力するか否かの判断を行う。

ページの先頭へ戻る

契約書関係

相手から契約書を受け取ったが内容に問題はないだろうか

自力で対処した場合
一読して問題なさそうであれば調印する。
顧問弁護士の対処法
当方に著しく不利な条項が存在しないかチェックしたうえ、当方に有利な条項を加筆できないか検討する。

取引先から契約書を作ってと言われたが、どのように作れば良いのだろうか

自力で対処した場合
雛形集やインターネット上の雛形を参考にして、見よう見まねで契約書を作成する。
顧問弁護士の対処法
取引の概要を把握し、顧問先様に有利な契約書案を作成する。

ページの先頭へ戻る

債権回収関係

今まで口約束で取引を進めていたが、このままで良いのだろうか

自力で対処した場合
今更契約書を締結しようと言い出せずに、口約束の取引を継続させる。
顧問弁護士の対処法
口約束の契約のデメリットを検討し、デメリットが大きい場合には契約書締結を断固として行う。

取引先が破綻状態との噂を聞いたが次回の支払いは大丈夫だろうか

自力で対処した場合
取引先に一応確認の電話を入れてみる。
顧問弁護士の対処法
噂の信用性を検討した上、その信用性が高いときには、倒産によるダメージを最小限に留める方策を直ちに実行する。

支払期日を過ぎても売掛金が支払われない、どうしよう

自力で対処した場合
取引先にクレームの電話を入れ、自ら交渉を行う。
顧問弁護士の対処法
弁護士名義で内容証明郵便を郵送し、場合によっては仮差押や訴訟提起に踏み切る。

ページの先頭へ戻る

労働問題関係

従業員から残業代を請求されたが支払わなければならないのか

自力で対処した場合
残業を行えと命令したことなどないと告げて支払い拒否する。
顧問弁護士の対処法
事実関係を把握した後、労働基準監督署の是正勧告や訴訟のリスクを勘案したうえ、交渉を行う。

問題社員を解雇しても良いのだろうか

自力で対処した場合
インターネットなどで検索した結果、類似の事案を見つけて解雇を行う。
顧問弁護士の対処法
事実関係及びそれを裏付ける証拠を固めたうえ、過去の判例を精査した結果、解雇無効とならないか慎重に検討する。

経費を社員に先渡ししているが、その精算を行わないときどうすれば良いのか

自力で対処した場合
口頭やメールで返還を求め、応じなければ解雇等の処分を行う。
顧問弁護士の対処法
まずは事実関係を裏付ける証拠を固めたうえ、交渉ないし内容証明郵便による請求を行う。

合同労組(ユニオン)から団体交渉の申し入れがなされたが、どうすれば良いのだろう

自力で対処した場合
団体交渉に自ら直接対応する。
顧問弁護士の対処法
労働組合員と対等に交渉するため顧問弁護士を代理人として選任し、共同で団体交渉に対応する。

そろそろウチでも就業規則を作らなければならないのか

自力で対処した場合
問題が発生するまでは就業規則を作らない。
顧問弁護士の対処法
常時10人以上の労働者を使用する場合には、就業規則作成及び届出義務があることを説明し、必要があれば作成に着手する。

雇用契約書を作っていないのだが問題だろうか

自力で対処した場合
作り方も分からないし、後で契約書を盾に権利主張されても面倒なので作成しない。
顧問弁護士の対処法
雇用契約書の作成は、労働基準法上の使用者の義務であることを説明し、事情徴収のうえ作成に着手する。

退職した従業員が競業避止義務に違反して同業他社で働いているのだが何か主張できるだろうか

自力で対処した場合
同業他社にメールや通知でクレームを入れる。
顧問弁護士の対処法
競業避止義務の有効性を検討した後、有効と判断すれば、損害賠償、差止めなどの請求を行う。

従業員が横領していることが発覚した、どう対処しようか

自力で対処した場合
解雇したうえ返済を迫る。
顧問弁護士の対処法
刑事告訴も視野に入れたうえ交渉を行い、横領した金員の具体的返済方法につき定めた合意書を締結する。

ページの先頭へ戻る

クレーム関係

商標権侵害を行っていると他社から損害賠償請求を受けたが、どう対応すれば良いのか

自力で対処した場合
商標権を侵害しているのか否か自体分からず、とりあえず放置する。
顧問弁護士の対処法
本当に商標権を侵害しているのかを確認し、その結果に基づき交渉を行う。

著作権侵害を理由に損害賠償請求を受けたが、著作権侵害に当たるのだろうか

自力で対処した場合
著作権を侵害している気はするが、賠償額が適切なのか判断しかねて放置する。
顧問弁護士の対処法
本当に著作権を侵害しているのかを確認し、その結果に基づき交渉を行う。

納品した商品が不良品であるとの判断を受けたが全く納得できない

自力で対処した場合
納入先にクレームを入れて自ら対処に当たる。
顧問弁護士の対処法
不良品に該当するかを客観的に検討し、そのうえで契約書の該当条項を検討したうえ交渉を行う。

毎日会社にやって来るクレーマーにどう対処したら良いのだろう

自力で対処した場合
クレーマーが諦めるまで逐一対応を行う。
顧問弁護士の対処法
事実関係を確認したうえ不当な請求と判断すれば、業務妨害や建造物侵入を理由に損害賠償や刑事告訴を行う。

ページの先頭へ戻る

新規プロジェクト関係

新たなプロジェクトを進行したいが、どのような許認可が必要なのだろうか

自力で対処した場合
インターネットや書籍で調べてみて、独自に判断する。
顧問弁護士の対処法
業務内容に関連する法規を検討し、必要となる全ての許認可を明らかにする。

人材派遣ビジネスに着手したいが、何をすれば良いのか

自力で対処した場合
派遣許可が必要であることは知りつつも、費用負担等を嫌い、無許可で派遣ビジネスに着手できないか検討する。
顧問弁護士の対処法
ビジネスの全貌を把握し、派遣許可や職業紹介許可が必要であれば、その取得手続を勧める。

フランチャイズ展開を考えているが、どうすれば良いのだろう

自力で対処した場合
取りあえず、重要事項について覚書を取り交わし、それ以外については口頭で対処する。
顧問弁護士の対処法
フランチャイズ契約書を作成したうえ、フランチャイズ契約を締結する際に守るべき法規を指摘し、法規に違反しない形でフランチャイズ展開を支援する。

代理店活動を行おうと考えているが、どうすれば良いのだろう

自力で対処した場合
他社で用いられている契約書やインターネットで取得した契約書を参考に代理店契約書を自力で作成する。
顧問弁護士の対処法
代理店の業態や特殊性を聴取し、最適な代理店契約書を作成する。

会社分割や営業譲渡をすべきだろうか

自力で対処した場合
メリットやデメリットを正確に把握することができず、着手できない。
顧問弁護士の対処法
各手続のメリットやデメリットを説明し、最適な手段を選択して実行する。

社名の商標登録を行っておいた方が良いのだろうか

自力で対処した場合
商標登録することの出費を嫌い、登録を行わない。
顧問弁護士の対処法
商標登録しないことによる重大なデメリットを説明し、弁理士を通じて登録を行う。

特許申請を行っておいた方が良いのだろうか

自力で対処した場合
特許申請を行うことの出費や手間を嫌い、出願を行わない。
顧問弁護士の対処法
弁理士と協議を行ったうえ、特許出願の要否を検討する。

投資の話が持ちかけられたが、違法な投資ではないか

自力で対処した場合
危険性を自分なりに検討したうえ、投資するか否か決断する。
顧問弁護士の対処法
客観的資料や関連法規を精査し、問題のない投資か否か検討して判断する。

ページの先頭へ戻る

従業員の個人的問題関係

交通事故に遭いましたが保険会社や相手方が誠実な対応をしてくれないので困っている

自力で対処した場合
保険会社や相手方に頻繁にクレームを入れた結果、保険会社が弁護士を選任することになる。
顧問弁護士の対処法
治療中なのか、後遺障害等級が認定されているのかなどの事情を把握し、各段階に応じた最適なアドバイスを行う。

相続問題で揉めていて仕事に支障が出そうだ

自力で対処した場合
親族間の協議に何度も足を運んで交渉を行う。
顧問弁護士の対処法
紛争の概要を把握し、法的に問題のない点は整理したうえで、問題のある点についてのみ交渉を行う。

多額の借金の返済で頭が一杯で仕事が手に付かない

自力で対処した場合
破綻するまで、返済のために借り入れるという自転車操業を行い続ける。
顧問弁護士の対処法
債務整理や自己破産として借金処理を請け負い、終局的な解決を図る。

離婚問題の渦中にあり仕事どころではない

自力で対処した場合
離婚に向けた交渉を毎日自ら行う。
顧問弁護士の対処法
紛争の概要を把握し、法的に問題のない点は整理したうえで、問題のある点についてのみ交渉を行う。

マンション窓の前に高いビルが立ってしまって一日中部屋の中が真っ暗だ

自力で対処した場合
マンションの建設業者や管理業者にクレームを入れる。
顧問弁護士の対処法
日照権の侵害等を検討したうえ、損害賠償請求や建築差止請求を行う。

保険会社が生命保険金を支払わない

自力で対処した場合
保険会社に何度もクレームを入れる。
顧問弁護士の対処法
約款を検討したうえ、不当な払い渋りと判断すれば、保険金請求訴訟等を提起する。

ページの先頭へ戻る

刑事事件関係

脱税容疑で取り調べを受けているが、どうすれば良いのだろう

自力で対処した場合
税理士などと協議を行い、自らの正当性について主張する。
顧問弁護士の対処法
税理士とともに公判請求される可能性を検討し、事前に打てる最良の方策をとる。

従業員が逮捕された、どうしよう

自力で対処した場合
急遽、知り合いの弁護士を探す。
顧問弁護士の対処法
即座に警察署に赴き、接見を行い、最良の方策を伝える。

取引先から恐喝まがいの請求を受けている、どう対処しよう

自力で対処した場合
恐喝の内容を検討し、金員支払いに応じるか否か検討する。
顧問弁護士の対処法
不当請求であるか否か検討し、不当請求であると判断すれば、刑事手続を背景に断固として拒否する。

ページの先頭へ戻る