富士山の遭難、過去最悪 7~8月、静岡県警まとめ静岡県警は5日、富士山登山シーズン(7月1日~8月31日)に富士山の静岡県側で発生した遭難件数が前年に比べ45件多い79件、遭難者数が40人多い81人で、いずれも統計が残る73年以降最悪だったと発表した。 県警は6月の世界文化遺産登録で準備不足の登山初心者が増えたためと分析している。 県警によると、遭難者のうち死者は1人、重傷者は8人。遭難原因は高山病が32件と最も多く、次いで転倒が20件、疲労が12件と続いた。 県警地域課は「弾丸登山で十分な休息を取らず途中で高山病になる人が多い」と分析、「安全第一で富士登山を楽しんでほしい」と呼び掛けている。 【共同通信】
|