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シリア周辺の米大使館員退去へ
9月7日 1時5分

アメリカ政府は、シリアと国境を接するレバノンとトルコにある在外公館の職員ほぼ全員を、退去させると発表し、シリアのアサド政権に対し、軍事行動の準備を進める中、アサド政権側による報復を警戒した対応とみられています。

アメリカ国務省は6日、シリアの隣国、レバノンで安全上の懸念が高まっているとして、国民に向けて渡航をしないよう勧告するとともに首都ベイルートにある大使館の職員について、緊急要員以外のほぼ全員を退去させると発表しました。
レバノンには、アサド政権と連帯し、シリアの内戦に戦闘員を送り込んでいるイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点があり、ヒズボラはアメリカの軍事行動に向けた動きに強く反発しています。
また、アメリカ国務省はシリアと国境を接するトルコ南部のアダナにある総領事館の職員についても、同様の措置を執るとしています。こうした対応は、オバマ政権がシリアへの軍事行動に向けて議会への承認を求める中、シリアのアサド政権を支持する勢力による在外公館などを狙った報復を警戒したものと見られています。

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