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【東京】

杉並区立劇場 表紙に「ゴルゴ13」登場 広報紙「座・高円寺」

ゴルゴ13が登場した杉並区の公立劇場広報紙「座・高円寺」の表紙

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 杉並区立の劇場「座・高円寺」(高円寺北二)の広報紙「座・高円寺」(無料)の第十号が五日発行された。表紙にはさいとう・たかをさんの人気劇画「ゴルゴ13」が登場。毎回、公演情報などは“後回し”で高円寺の街や人を取り上げる特集が目玉のユニークな編集方針に、発行を心待ちにしているファンもいる。

 今回の特集は「本を探しに行きたい町」で高円寺の書店、古書店などを紹介。エッセーや対談などもある。全二十ページのうち十五ページが特集ページだ。劇場の広報担当者が編集している。

 ゴルゴ13が同紙に登場したのは単行本の「ゴルゴ13」をはじめ、さいとう作品を出版しているリイド社が劇場と同じ通り沿い、百五十メートルほどの近さにあることから取材を申し込んだのがきっかけ。テーマに合わせたかのような本棚の前にゴルゴ13がいる実際の作品から、場面を引用した。女性が「今号の…特集は…?」と聞くとゴルゴ13が「…本だ。古書店からリイド社まで載っている…」とせりふの改変まで許可してくれたという。

 広報紙は二〇〇九年五月の劇場オープンに先立つ同年三月五日に第一号を発行。年二回のペースで出してきた。一万三千部を劇場やJR高円寺駅などに置いているという。

 編集する森直子さんは「演劇ファンでない人にもまず手にとってもらいたい、高円寺に来てほしいとの思いで作っています。そこから劇場にも関心を持っていただけるようになればうれしいですね」と話した。

  (竹島勇)

 

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