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汚染水 海への影響海外に説明を
9月6日 19時15分

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水への懸念が海外で強まっていることについて原子力規制庁の森本英香次長は、海への影響について海外に丁寧に説明していく考えを示しました。

原子力規制庁の森本次長は、汚染水の問題を巡って、オリンピックの招致活動で懸念が示されたり、韓国が水産物の輸入禁止を決めたりしたことについて、6日の定例会見で、「コメントする立場にないので、控えたい」と述べました。
そのうえで、「正確な情報を発信することが大切だが、これまで十分ではなかった。環境中、特に海にどんな影響を与えているのかが最も大事な情報なので、放射性物質の観測データなどをしっかり発信していきたい」と述べ、汚染水の漏えいの対策に取り組むとともに、海への影響について海外に丁寧に説明していく考えを示しました。
原子力規制庁は、「福島第一原発1号機の放水口から南におよそ1.3キロでは、海水の放射性物質の濃度が検出される限界より低い値になるなど、海への汚染は原発の港の中にとどまっている」と説明しています。
また汚染水漏れの状況や海の観測データなどを説明する英語の資料を作り、ホームページに6日、載せたほか、海外メディアの特派員や各国の大使館にも送ることにしています。

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