トップページ社会ニュース一覧調布市 アレルギー児童にまた誤提供
ニュース詳細

調布市 アレルギー児童にまた誤提供
9月5日 23時1分

去年、食物アレルギーのある女子児童が、学校給食を食べたあとに死亡した東京・調布市で、4日、食物アレルギーのある小学生に、症状を引き起こすおそれのある材料を使った給食を提供していたことが分かりました。
健康への影響はありませんでしたが、調布市教育委員会ではすべての学校に対し、改めて対策を徹底するよう通知しました。

調布市教育委員会によりますと、市内の杉森小学校で4日、イカにアレルギーのある3年生の男子児童に、イカのすり身が入ったメニューを含む給食を提供しました。児童が食べ終わったあと、担任の教師が気付いて保健室で健康状態を確認しましたが、症状は現れなかったということです。
学校では、あらかじめこの児童に、自宅から持ってくる食事を食べさせることにしていましたが、保護者が持たせるのを忘れたのに、担任の教師が献立を確認しなかったため、気付かなかったということです。
調布市では去年12月、別の小学校で乳製品にアレルギーのある女子児童が、チーズの入った給食を食べたあと、ショック症状を起こして死亡する事故があり、再発防止に向けた取り組みを進めている最中でした。
今回の問題を受けて5日、改めてすべての学校に対して対策を徹底するよう通知しました。
調布市教育委員会では「再発防止に向けて取り組んでいるなかでの基本的なミスで大変申し訳ない。2度とないよう改めて注意を促したい」と話しています。

[関連ニュース]
k10014328271000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ