婚外子:戸籍法改正も検討 現状は記載義務付け
毎日新聞 2013年09月05日 07時18分
最高裁決定を受け、法務省は民法改正と併せ、出生届に婚外子かどうか記載することを義務付けた戸籍法も改正する方向で検討を始めた。戸籍法49条は、出生届に記載しなければいけない事項の一つとして「嫡出子または嫡出でない子の別」と規定。実際の出生届には、「嫡出子」「嫡出でない子」のいずれかにチェックする欄が設けられている。
市民団体などからは規定撤廃を求める声が上がり、昨年4月の東京地裁判決も「規定は差別を助長するとの見方があり、憲法上の疑義がある」と指摘していた。【伊藤一郎】