県内ニュース

主要

  • Check

溶融燃料の現状推定 米事故基に原子力研究所

 日本原子力研究開発機構原子力科学研究所・福島技術開発特別チームの永瀬文久炉内状況解析技術開発グループリーダーは、米スリーマイルアイランド(TMI)原発事故の知見を基に、東京電力福島第一原発1~3号機の溶融燃料に関する推定結果を発表した。1号機の燃料は大部分溶け落ちている可能性が高いとした。5日、日本原子力学会秋の大会の分科会で示した。
 TMI原発事故では、炉心の約3分の2が2時間半冷却材から露出し燃料棒の45%が溶けた。一方、福島第一原発事故では7時間以上燃料が露出。最も露出時間が長かった1号機では大部分が溶け、2、3号機では炉心周辺の一部が残っている可能性があるとした。
 また、溶け落ちた燃料と、制御棒などの金属は均一に混在しているとは考えにくいとした。

カテゴリー:主要

主要

>>一覧