NTTドコモが、米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」を今秋から販売する見通しであることが6日、分かった。アイフォーンを既に取り扱うKDDI(au)、ソフトバンクモバイルとの競争で劣勢に立たされ、「一人負け」が続いてきたが、巻き返しを図りたい考えだ。
国内携帯電話大手3社による価格やサービスの競争はさらに激しくなると予想される。最大手のドコモの取り扱い開始により、アイフォーンのシェアが高まるのは必至で、日本の端末メーカーは一段と苦しい立場に追い込まれそうだ。
アップルは10日(日本時間11日未明)、米国の本社で記者会見を開く。アイフォーンの新モデルを発表し、ドコモへの供給も明らかにするとみられる。