「戦略人事のビジョン」をよみました。
キャリアエージェントグループが3ヶ月経ち、今後どうしていきたいか、という議論をちょうどしていたところで、中に自分たちの結論をあと押ししてくれるような内容があり、驚きと納得感と勇気を得ました。
印象的だったこと。
人事の仕事は大きく3つ(かなり要約してますが)
1.社員をやる気にさせること(人間ほど生産性が飛躍的に伸びる経営資源はない)
そのためには、
・コーチング力をみにつける
・人間のプロである
・自分の軸をもっていること
・言葉の魔術師であれ
2.組織を活性化できる(これができないと事業部から一目おかれない、必要とされない)
そのためには、
・ファシリテーションができること
3.リーダー育成
・人が最も成長するのは失敗したときか大きな判断をしたとき
・そのときが自分の軸をみつけるチャンス
・リーダー(候補)の軸を引き出す育成をする
・が、リーダーはリーダーにしか育てられないので
・リーダーであれ
あと注目したのは、著者の八木さんの人事改革のひとつ。「人事担当が知っている社員たちの中から異動候補を選ぶというアプローチではなく、大きな人材プールの中から、各部署と社員の希望に基づいて配置を決めるというアプローチに変えてみた。」
まさに今月から、サイバーエージェントでも、人材DB「GEPPO」を開始しました。目標の達成度とスキルセット、将来のキャリアについて、対象社員のほぼ全員が登録しました。社員のみなさん、ありがとうございます。
事業責任者や新規事業に挑戦したいという社員が約100名もいたり、ネイティブアプリの開発技術をもつエンジニアが約80名いたり、今後の会社戦略に生かせる貴重なデータがストックされ始めました。
GEPPOの導入で1歩前進ですか、今後も1歩づつ着実に進めて、最終的には、上に書いた3つ全てが担えるようなグループになっていきたいです。がんばります。