2013.9.6 05:03(1/2ページ)

孤軍奮闘!虎・メッセ、激投!激打!激走!

マートンの右飛で二塁からタッチアップ。三塁に滑り込んだ(撮影・岡田亮二)

マートンの右飛で二塁からタッチアップ。三塁に滑り込んだ(撮影・岡田亮二)【拡大】

 (セ・リーグ、DeNA1x-0阪神、19回戦、DeNA11勝8敗、5日、横浜)左足は赤土で汚れた。大男の全身から、勝利への執念があふれ出た。激投に激打、そして激走まで…。しかし、勝てない現実が辛い。メッセンジャーが孤軍奮闘で無援に泣いた。

 「個人的にはいいものを出せたけど、勝ちたい気持ちの方が強かった。負けてるし、何も残らないよ」

 チームのサヨナラ負けに悔しさを噛みしめた。8回5安打無失点と役目は果たしたが、何度も打線が好機をモノにできず、ハーラートップタイの12勝はならず。六回二死一塁では「あの打者から三振取りたかった」と、一発のあるブランコを最速152キロの直球で空振り三振斬り。渾身のガッツポーズを繰り出した。

 前回ハマスタで先発した8月20日のゲームは四回途中で3被弾を食らい、6失点。本塁打の出やすい両翼94・2メートルの球場で同じ轍を踏まないように、低めに剛球、カーブなどを集めた。今季4度目の2けた、10奪三振をマーク。リーグトップの奪三振数を148個まで上乗せした。

【続きを読む】