ロシアと中国 軍事行動反対を確認か9月5日 19時0分
ロシアのサンクトペテルブルクで開かれるG20サミットの開幕に先立ち、プーチン大統領と中国の習近平国家主席が首脳会談を行い、アメリカのオバマ政権が進めようとしているシリアへの軍事行動に共に反対する立場を確認したものとみられます。
プーチン大統領と習近平国家主席の首脳会談は5日午後、日本時間の5日午後5時すぎから、G20サミットが開かれるサンクトペテルブルクのコンスタンチン宮殿で行われました。
会談の冒頭、プーチン大統領は「われわれは緊密なやり取りを続けており、両国関係は前向きに発展している」と述べました。
これに対して習主席は、ロシアがG20の議長国を務めていることについて、「世界の大国としてロシアの役割と地位が高まっていることを示すものだ」と述べ、両国がさまざまな分野で連携していくことを確認しました。
アメリカのオバマ大統領は、今回のG20サミットに先立ち、シリアのアサド政権が化学兵器を使ったとして、シリアへの軍事行動を決めて議会で承認を求める方針を示し、G20サミットの場でも各国首脳の理解を求めたいとしています。
これに対してロシアのプーチン大統領は、証拠がないうえ、国連安全保障理事会で審議すべきだと主張して反対しています。
また中国政府も軍事行動に反対する立場をとっており、今回の首脳会談で両首脳はシリアへの軍事行動に共に反対する立場を確認したものとみられます。
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