暴力を肯定するつもりは毛頭ない。でも、柔道は格闘技なんだよね
2013年09月06日
オイッス! 柔道でまたまた問題発生か。大学側は暴行と把握していたんだから「隠蔽体質」と批判されても仕方ない。スポーツ界が暴力根絶に動きだしているだけに責任は問われ、言い訳できないよね。
ただ…まあ、正直言わせてもらうと、昔の柔道界、いや、スポーツ界ではよくあった話。現場に居合わせたわけじゃないから今回の件はわからないけれど、オレらの時代では、先輩がルールを守らない後輩を叱るのは当たり前のことだった。
オレも練習中に竹刀で頭をぶっ叩かれ、練習終わって「なんか頭、痛いな」って思ったら、竹の破片が頭に刺さってた…なんてこともあった。でも、オレらのころはそれを「激励」と、とってやってたんだよな。オレらの時代の現場の指導者は戦後の苦しい時代を這い上がってきた方々だったから納得はできた。
もちろん、そんな昔話を美化する気はないし、暴力を肯定するつもりは毛頭ない。今回の天理大の件も明らかに行き過ぎた行為だし、認められるものではない。指導者がきちんと学生を指導できなかった責任は大きいよ。
でも、やはり柔道は格闘技なんだよね。レスリング、相撲もそうだけど「戦い」だから一瞬でも気を抜いたら頭から落ちて死ぬかもしれない競技なんだ。当然、そこはある程度、乱暴で気の荒い人が集まることになる。プロレスラーのオレが言うのもなんだけど…格闘技はどうしてもそういう面のある競技だということはわかってほしいね。