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【スポーツ】18U松井が韓国もゼロ封2013年9月6日 紙面から
◇18U野球W杯【台中(台湾)藤田昌央】1次ラウンド5戦全勝の日本は5日、2次ラウンドの初戦で韓国に7回コールド勝ちした。先発した今秋ドラフトの目玉・松井裕樹投手(3年・桐光学園)は6イニング4安打無失点、6奪三振。開幕戦(1次ラウンド)の台湾戦に続いてチームを勝利に導き、エースの責任を果たした。2次ラウンド3勝0敗とし、米国とともに首位の日本は6日にキューバ(B組2位)と対戦する。 ここぞの場面で真価を発揮する。日の丸投手陣を背負うプライドを、松井がボールに込めた。 いきなり迎えた初回1死満塁のピンチ。5番の右打者から146キロ直球で空振り三振を奪うと、右の6番打者には内角のチェンジアップで連続三振。最初にして最大のヤマ場を切り抜けると、勢いよくマウンドを駆け下りた。 「1次ラウンドで仲間がいい投球をして、自分も休めた。仲間の頑張りに応えたいと思った。チームが勝てたのが大事」 12奪三振で大会の初戦を飾った台湾戦から中3日。2次ラウンドの初戦でも重責を果たし、安堵(あんど)の笑みがこぼれた。 硬いマウンドが合わず、初回は2四死球。制球に苦しんだ。だが、2回から脱力と軸足に体重を乗せることを意識して、すぐさま修正。最速148キロを記録した直球を軸に、変化球も決まりだすと、中盤からは韓国打線を寄せ付けなかった。 今大会でバッテリーを組む森友とのコンビで、新たな味も出てきた。5回に左打者への内角スライダーで奪った見逃し三振は、相手が思わず腰を引くほどのキレ。初回のチェンジアップで奪った三振も「ストライクゾーンで勝負しようとした結果」と明かした。三振は6個ながら、6イニングを105球で交代。残り3戦をにらんでのことだ。 異国での生活も1週間。前日(4日)は初めて外食に出かけ、リフレッシュした。道中はチームメートと街歩きを楽しみ、店では待望の焼き肉に舌鼓を打った。それでも「登板前なので、食べ過ぎると影響が出ると思った」と腹八分目でセーブ。先発を言い渡される前に、しっかりと自己管理をしていた。 これでチームは1次ラウンドから6戦全勝。大事な試合で責任を果たすエースに、西谷浩一監督(大阪桐蔭高監督)は「どんどんいかないと、という話はしている」とフル回転を示唆した。「中盤からは感触がよかった。次は期待できる。行けといわれたら、どこでも行く」と松井。エンジン全開で世界一へ駆け上がる。 PR情報
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