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【プロ野球】

阪神 悪夢のサヨナラ負け

2013年9月6日 紙面から

◇DeNA1−0阪神

DeNA−阪神 9回裏無死満塁、荒波(左)にサヨナラ打を浴びてぼう然の安藤=横浜スタジアムで(園田高夫撮影)

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 DeNAがサヨナラ勝ち。0−0の9回無死満塁から荒波の適時打で勝負を決めた。投手陣は三嶋ら3人が無失点リレー。藤江が2勝目。阪神は3カード連続負け越し。安藤が力尽き、メッセンジャーの8イニング無失点の力投をふいにした。

     ◇

 阪神のメッセンジャーが無援に泣いた。0−0のまま迎えた8回1死二塁のピンチで山崎を見逃し三振、モーガンを二ゴロに抑えて8イニングを5安打の無失点で降板。だが、味方の援護に恵まれなかったうえに、9回に登板した安藤が打ち込まれてサヨナラ負け。熱投は報われなかった。

 「個人的には良いものは出せた。ただ、勝ちたい気持ちが強かった。負けてしまえば何も残らない」。残念そうな表情で帰りのバスに歩を進めたメッセンジャー。150キロ台の速球にカーブ、フォークなどを効かせた今季の中でも指折りのピッチングはもちろん、バッティングでも勝利への執念を見せた。

 8回の先頭打者として中前打。二塁に進みマートンの右飛で三塁へタッチアップする激走まで見せたが、後続にもう1本が出ず、ホームは踏めなかった。「ヒットを打って塁に出て、一生懸命走って、ゲームの中に長くいたいという気持ちだった」と切ない言葉を漏らした。

 「フラストレーションがたまるのが野球。いっぱい点を取ってくれるときもあるし、まったくリードがないときもある」と自らに言い聞かせるように話した超優良助っ人。今オフで阪神との複数年契約が切れるため、メジャー球団もその動向に注目している。この日もマリナーズ関係者がネット裏から熱視線を送る前で、その実力を存分に示した。だが、136球熱投の疲れを癒やす白星は手に入らなかった。 (中谷秀樹)

 

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