8月15日午前、駐日中国大使館は日本で「第12回中日韓青少年歴史体験キャンプ」に参加している40人余りの代表団団員の訪問を受けた。程永華大使が代表団と親しく会見し、一緒に記念写真を撮った。大使館交流処のスタッフが代表団に中日関係の歴史や現状、大使館の仕事などを説明し、また代表団メンバーが関心を寄せる問題について話し合った。代表団団員は浮島丸爆沈没現場や大江山ニッケル鉱山跡を見学し、日本の軍国主義による中国、朝鮮からの労働者強制連行の悲惨な歴史を知って、基本的歴史事実を十分に認識、理解して、それを踏まえ正しい歴史観と平和的発展の信念を持たなければならないと一致して確認した。
「中日韓青少年歴史体験キャンプ」は中日韓3国の関係機関の主催で、3国で順番に開かれ、青少年、学生が参加している。これまでの体験キャンプでは中国の南京で「南京大虐殺遭難同胞記念館」、北京で「中国人民抗日戦争記念館」を見学し、韓国では日本による植民地支配当時の総督府の抗日義士を拘禁した監獄などを見学した。今年は8月中旬に京都で行われた。参加者は戦争遺跡を見学し、中国、韓国から強制連行され犠牲となった労働者の追悼会に出席し、日中友好協会京都府連合会が建立した「日中不再戦」の碑を見学し、平和運動や歴史認識、北東アジアの国際関係の現状などについてのシリーズ講座を聴講した。代表団は青少年が歴史を伝え、北東アジアの平和な未来を築くうえでの重要な役割について話し合い、中日韓青少年平和宣言を発表した。
中国の代表団は社会科学院社会科学文献出版社が募集し、南京、北京、河北、黒竜江、吉林、遼寧、湖北などの大学生、小中高校生が参加した。
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