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【グラニュース】


永井、スピード魅せる

2013年9月5日 紙面から

長野戦に向けて練習に熱を入れるグランパスのFW永井(中)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(木村尚公撮影)

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 名古屋グランパスのFW永井謙佑(24)が天皇杯2回戦のJFL・AC長野パルセイロ戦(8日・名古屋港)で、8月の復帰以降では初めて先発出場する見通しとなった。出場機会を求めて復帰したものの、これまではすべて途中出場で得点もゼロ。待ちに待ったスタメンで再スタートのゴールを狙う。

 思う存分スピードを爆発させる時がきた。長野戦に備えた4日の練習で、永井は玉田とともに主力組のツートップに入った。途中でメンバーが入れ替わっても、FW永井は不動。ケネディが豪州代表で不在という事情もあり、次戦のスタメン出場は濃厚だ。

 「まだ先発するかどうかはわかりませんけどね。出るとなったら頑張る。それしかない」。いつも通り淡々と、永井は意気込みを口にした。

 8月半ばに復帰してから半月。Jリーグでは4試合、86分間ピッチに立ったが、永井らしいスピードでぶっちぎるシーンは数少ない。「実戦感覚の問題もある」。スタンダール(ベルギー)で満足に出場機会を得られず、感覚に微妙なズレが起こっているようだ。

 本来の動きは取り戻しつつある。8月24日のC大阪戦では切り返しから惜しいシュートを放った。ストイコビッチ監督には「彼は『違い』をつくり出せる選手」とあらためて力を認めさせた。満を持しての先発出場で、ゴールの気配は漂う。

 日本代表のFWには永井と同世代の大迫や柿谷が台頭してきた。永井は「サコ(大迫)なんかはもともとうまい。ボクと同じような若い年代が代表で活躍しているのは励みになる」。来年のワールドカップ(W杯)を見据えれば、永井も立ち止まってはいられない。

 (木村尚公)

 

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