中国株(終了):上海総合指数、5日ぶり反落-資源株が安い
9月5日(ブルームバーグ):中国株式 市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反落。資源株や鉄鋼株が下げを主導した。同指数のバリュエーション(株価評価)が6月以来の高水準に上昇したことが影響した。
中国アルミ(チャルコ、601600 CH)や江西銅業(600362 CH)が下げ、両銘柄などで構成される資源株 の指数は業種別で最大の下落率となった。中国最大の上場製鉄会社、宝山鋼鉄(600019 CH)は反落。前日は余剰の土地を保有する製鉄会社が政府の土地改革の恩恵を受けるとの観測から上昇していた。
招商銀行(600036 CH)は1.9%高。同行の上海での株主割当増資は275億元(約4500億円)規模となった。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数 は、前日比5.19ポイント(0.2%)安の2122.43で終了。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は同0.4%安の2341.74。
山西証券の杜亮アナリストは「経済指標は良好だが、投資家は依然として底入れしたか確認しようとしている」と指摘。「相場を押し上げる材料がないため、株価は短期的には下落する公算が大きい」と述べた。
原題:China Stocks Drop From 10-Week High as Material ProducersSlump(抜粋)
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更新日時: 2013/09/05 17:17 JST