8月米企業人員削減数、半年ぶりの高水準=チャレンジャー
[ニューヨーク 5日 ロイター] - 雇用コンサルティング会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが5日発表した8月の米企業による人員削減数は、前月比33.8%増の5万0462人となり、削減数は半年ぶりの高水準となった。特に製造業での削減数が顕著に増加した。
前年同月比では57%増。1─8月の削減数は34万7095人となり、前年同期とほぼ並ぶ水準となった。
8月は工業用品メーカーでの削減数が2万2162人となり、同部門の1カ月の削減数としては2009年1月以来の規模となった。次いで削減数が多かったのは、4663人が削減されたコンピューター部門。
同社のチャレンジャー最高経営責任者(CEO)は、今回見られた工業用品メーカーの人員の大幅な削減は、世界的な鉱業用機械の需要減を反映したものだとしながらも、「経済の根幹が揺らいでいることの前触れとなる可能性もあることから、良い徴候ではない」と述べた。
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ロシアで開幕したG20サミットでは、米緩和縮小への対応について、先進国と新興国が共通認識の醸成に苦慮している。
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