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福島第一原発 クレーン折れる
9月6日 5時35分

福島第一原発 クレーン折れる
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東京電力福島第一原子力発電所で、がれきの撤去作業に使っている大型クレーンが、途中から折れ曲がり先の部分が地面に落ちるトラブルがあり、東京電力で原因を調べています。

福島第一原発3号機では、水素爆発で壊れた原子炉建屋の上部からがれきを撤去する作業が行われています。
5日午前8時半すぎ、撤去作業のため建屋の横に設置されたアームの、長さおよそ100メートルの無人の大型クレーンを遠隔操作しようとしたところ、関節部分が徐々に折れ曲がり、最後は完全に折れて50メートル下の地面に落下したということです。
原発にあるカメラの映像では、アームの関節の部分からゆっくりと傾いていき、2分余りかけて折れ曲がるのが分かります。
東京電力によりますと、落下した部分は重さがおよそ20キロあり、作業員が利用する仮設の通路に落下しましたが、当時作業は行われておらず、けがをした人はいなかったということです。
折れた部分には亀裂のようなものが見つかったということで、東京電力で原因を調べています。
3号機では、去年もがれきが燃料プールに落ちるトラブルがあり、使用済み燃料の取り出しの予定がすでに半年以上遅れています。
東京電力は、3号機のがれきの撤去はもう1台ある大型クレーンで進めるとしていますが、今回のトラブルでもさらに作業が遅れるおそれがあります。

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