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巨人の阿部慎之助捕手(34)が、7日に対戦する阪神の藤浪晋太郎投手(19)に対して「死んだふり打法」で臨むと明かした。ここまでの対戦では抑え込まれているが、クライマックスシリーズ(CS)での再戦も想定。静かに打席内でのデータ分析を進める。阪神がDeNAに敗れたため、巨人の優勝マジックは16となった。
甲子園での練習終了後、汗だくの表情をキッと引き締めた。阿部は藤浪攻略に関する質問に数十秒考え込んだ。8月4日の同カード(東京D)では、6回を無得点に抑え込まれている。リベンジへの意気込みを発するかと期待したが、意外な答えが返ってきた。
「何回やられても、CSとか大事な試合で勝てばいいんだよ」
「ペナントでは死んだふり」とも取れる言葉の背景には、藤浪の実力を認めた上で、自分なりにデータ分析をしたい狙いがある。前回対戦では一ゴロ、二飛、右前安打の3打数1安打。「左バッターの内角にカット気味に入ってくる」という印象を持った。さらに「走者を出しても150キロを連発してくる。勝負どころも知っている」と、19歳ながらも、完成度が高い投手だと評価した。
虎の「巨人キラー」と言えば、能見と榎田が定番。この3連戦でも能見が初戦、榎田が3戦目に先発してくる。だが、慎之助のターゲットは藤浪だ。「今、いろいろな球種を試しているらしいからね」。197センチから投げ下ろす最速155キロの直球やスライダー、さらにはカットボール、カーブ、フォークも併せ持っている。打席内では、時に「死んだふり」をしながら、その組み立て方や傾向、新球の有無も含めて丸裸にしたい考えだ。
チームが順調に優勝マジックを減らす中、阿部は「一戦一戦が大事。短期決戦に勝つことも考えながらやっていく」とポストシーズンを見据えて話していた。CSファーストステージ(S)を阪神が勝ち抜けば、最終SはGT決戦となる。藤浪が先発してくる可能性は、大きい。残された数少ない対戦機会で、球の軌道やフォームのクセまでも見極める必要がある。
もちろん「勝つことが優先だから。優勝しないことには意味がない」とも話す。4日のヤクルト戦(福井)が雨天中止となり、この日も軽めの練習で終始。フリー打撃でフォームチェックを入念に行った。「昨日は福井の巨人ファンには残念だった」と語ったが、貴重な休養になったことも事実だ。「だいぶ疲れも取れてきた」と状態は万全だ。3番打者として、スコアラーの役割も担いながらの「二刀流」で虎退治に挑む。
(2013年9月6日06時05分 スポーツ報知)
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