【日本ハム】大谷、マー君と先発対決「勉強になることたくさん」

楽天・田中との先発対決を前に笑顔で引き揚げる大谷

　日本ハムの大谷翔平投手（１９）が、６日の楽天戦（Ｋスタ）でマー君の連勝ストップに挑む。今季８度目の先発登板は、開幕１９連勝中の田中とプロ初の投げ合いになる。デビューから３連勝中の二刀流ルーキーは５日、「なかなか点が取れないと思うので、楽天打線を何とか抑えられるように頑張りたい」と力を込めた。

　栗山監督の思いはいつにも増して熱い。「どうしてもそこ（田中との投げ合い）にいかせたかった。誰が一番、マー君に勝つんだと考えた」と明かした。「ストップ・ザ・マー君」に指名された大谷は「何とか（期待に）応えられるようにやりたい」。打者としては通算８打数無安打５三振。打席での雪辱をマウンドで果たすつもりだ。

　「いろんな経験をしてほしい。ダルビッシュがマエケンに全球種を見せたり、マー君はダルとの投げ合いから、全てを受け入れて（吸収し）使えるようにした」と指揮官。日本ハム時代のダルビッシュ（現レンジャーズ）が広島・前田健と初対決した際、打席のマエケンにあえて手の内を見せたことを引き合いに出し、「エース道」の継承を期待した。大谷も「投げ合って勉強になることはたくさんあると思います」と言う。

　この日は東京Ｄのブルペンで３０球の調整。その後、仙台へ移動した。地元東北のＫスタでは初登板。「いつもと同じように抑えられたら」。プロ初本塁打も放っている敵地で、マー君との投げ合いを制することができるか。