UPDATE 1-米ADP民間雇用者数、7月は20万人増 予想上回る
(内容を追加しました)
[ニューヨーク 31日 ロイター] - 企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)子会社などが31日発表した7月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は20万人増加した。
ロイターがまとめた市場予想の18万人増を上回り、労働市場回復に明るい兆しが見えた。
6月分は当初の18万8000人増から19万8000人増に上方修正された。
ADP指標は雇用統計の前に公表され、エコノミストが雇用統計予想を微調整する。ただ、ADP指標の内容から雇用統計を必ずしも正確に予想できるとは限らないとされる。
アナリストはまた、8月2日発表の7月雇用統計から、連邦準備理事会(FRB)の金融緩和縮小時期を探ろうとしている。
BKアセット・マネジメント(ニューヨーク)のマネジング・ディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏は「米雇用のエンジンが全開状態で、少なくともFRBの緩和縮小を早める方向に圧力が掛かっていることをADP指標ではっきりと確認できた」と話した。
7月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が18万4000人の純増、うち民間部門は18万9000人の増加が見込まれている。
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